韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領から演説文や国政に関する内容の報告を事前に受けていた朴氏の知人女性、崔順実(チェ・スンシル)氏が、保秘の必要がある外交案件まで事前に報告されていたと、韓国のケーブルテレビ局・ JTBCが10月26日、報じた。
JTBCによると、崔氏は、2013年の初め、日本の安倍晋三首相が派遣した特使団との会談に先立ち、準備された9枚分のシナリオを事前に受け取っていた。この文書には、額賀福志郎・衆院議員など日本側メンバーが発言すると想定された内容や、「独島(竹島)に言及した場合、微笑を見せるだけにすること」といった文言が書かれていた、崔氏は会談の9時間前に文書を受け取っていた。
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また、この文書には、慰安婦問題や、靖国神社に放火したとして日本側が引き渡しを求め、韓国が拒否していた中国人に関する決定など、外交懸案が含まれていた。
崔順実氏が受け取っていたのは、これだけではない。セヌリ党側がリストアップした中国特使団の推薦議員名簿も派遣の1週間前にもらっていた。さらに、ダボス会議に派遣するメンバーの推薦文書も事前に見ていたが、この文書には人物評も含まれていた。
JTBCは、崔氏が外交関連の文書を修正して朴大統領に最終的に送ったかどうかは確認できなかったが、高度の機密保持が求められる外交文書が外部に流出しただけでも、外交問題に発展する可能性があると伝えた。
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ハフポスト韓国版に掲載されたものを翻訳しました。