「ハリー・ポッター」シリーズの作者J.K.ローリングは11月21日、ハリー・ポッターの映画を観たという7歳の少女バナからツイートを受け取った。メッセージを書いたのは、バナの母親ファティマだった。
Hi @jk_rowling I watched Harry Potter movie, Bana would like to read the book.- Fatemah #Aleppo
— Bana Alabed (@AlabedBana) 2016年11月21日
「こんにちは、J.K.ローリング。ハリー・ポッターの映画を見ました。バナは本を読みたいと言っています - ファティマ」
@AlabedBana Bana, I hope you do read the book, because I think you'd like it. Sending you lots and lots of love xxx
— J.K. Rowling (@jk_rowling) 2016年11月21日
「バナ、ぜひ本も読んで下さい。きっと好きだと思います。愛を込めて」
@jk_rowling she wants to but we don't have it here. We watched the movie before. How do we get?
— Bana Alabed (@AlabedBana) 2016年11月21日
「すごく読みたいんですけど、ここにはないんです。映画は見たんですけれど。どうすれば本が手に入るんでしょう?」
実は、バナとファティマは内戦が続くシリアのアレッポで暮らしている。バナは9月にTwitterを始めたばかりだ。内戦に苦しむアレッポの日常を伝える彼女のTwitterを、すでに9万人以上がフォローしている。
バナがアレッポに住んでいると知ったローリングと彼女のスタッフはバナに本を届ける方法を考えた。
その2日後、バナはローリングにこんなツイートを送った。そこには嬉しそうに微笑むバナの姿があった。
My friend @jk_rowling how are you? Thank you for the book, love you from #Aleppo. - Bana pic.twitter.com/c84b4Zux0G
— Bana Alabed (@AlabedBana) 2016年11月23日
「J.K.ローリング、お元気ですか? 本、ありがとうございます。あなたのことが大好き。アレッポより- バナ」
Love you too, Bana! Thinking of you, keep safe #Aleppo https://t.co/1l5SJPStEm
— J.K. Rowling (@jk_rowling) 2016年11月23日
「バナ、私もあなたが大好きです! あなたのことを考えてます。どうか無事でいてください」
それにしても、アレッポにしかも2日でどうやって本を届けたのだろう?不思議に思った人が質問すると、ローリングはこう答えた。
@ImNickySummer @AlabedBana Ebooks.
— J.K. Rowling (@jk_rowling) 2016年11月23日
ニッキー・サマー「J.K.ローリング、一体どうやって本を届けたの? アレッポへの道路は、全てがれきで封鎖されているのかと思っていたけれど」
J.K.ローリング「電子書籍で送ったんですよ」
バナは今、きょうだいと一緒にアレッポでハリー・ポッターを読んでいる。
What are we doing? We are reading Harry Potters. - Bana #Aleppo pic.twitter.com/wzuZq62Em0
— Bana Alabed (@AlabedBana) 2016年11月24日
「今何をしているでしょう? ハリー・ポッターを読んでいます - バナ」
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