厚生労働省は4月21日、インフルエンザによって学級閉鎖や学年閉鎖、休校などの措置がとられた学校や保育園・幼稚園などの数が、16日までの1週間で84カ所になったと発表した。前の週の4カ所に比べると、大幅に増えた。
発表によると、学級閉鎖は前の週の1カ所から46カ所に、学年閉鎖は3カ所から35カ所にそれぞれ増加。休校するところも3カ所出た。
ただ、16日までの1週間に受診したインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり3.98人で、前の週に比べ1.08人減。全国では約22万人の患者がいると推計された。
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国立感染症研究所によると、警報レベルを超えている保健所地域は11カ所(9都道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は13カ所(7道県)となった。
国立感染症研究所「インフルエンザ流行マップ」2017年第15週(4月10日~4月16日)より
FNNニュースによると、厚労省は「流行期の終わりに近づいているが、今シーズンに一度感染した人も、引き続き注意が必要」と呼びかけている。