トランプ氏が大統領に就任してから100日を迎えた4月29日、アメリカ各地で、トランプ氏の政策に反対するデモが行われた。首都ワシントンでは大勢の人が、トランプ氏が地球温暖化対策の見直しを進めていることに抗議した。主催者によると、10万人以上が集まったという。ABCニュースなどが報じた。
トランプ氏は大統領就任初日、ホワイトハウス公式サイトから「気候変動」「地球温暖化」のページを削除。3月にはオバマ前政権が取り組んだ温暖化対策の撤廃する大統領令に署名した。環境保護局(EPA)の公式サイトからは4月28日、気候変動に関する情報の大半が削除された。
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デモの主催団体は「トランプ政権は社会を執拗に攻撃し、絶望的な衝撃を与えた」と公式サイトで批判。デモ参加者は「地球を守れ」などと書かれたプラカードを掲げて、ホワイトハウスを囲むかたちで行進した。デモに参加した俳優のレオナルド・ディカプリオさんは、「気候変動は、リアルタイムだ」と書かれたプラカードを掲げていた。
これに連携し、ボストンやニューヨーク、シカゴなど全米各地でも姉妹デモが開催。アムステルダムやロンドンなど海外でも実施された。
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一方でトランプ氏はこの日、「主流の(フェイク)メディアは、私たちの業績の数々を紹介することを拒否している」などとツイート。業績には、「28の法律上の署名、強力な国境、偉大な楽観主義」などが含まれると述べた。
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