プレイボーイモデルは、幾つになってもプレイボーイモデルの心を忘れない。
年齢に関わらず美しく輝くプレイメイト(プレイボーイ誌のモデル)たちに敬意を表して、同誌が過去の表紙をオンライン版で再現した。
これは、1979年12月号の表紙を飾ったキャンディス・コリンズ・ジョーダンだ。
「こんなに面白い撮影に参加できてとてもラッキーです」とコリンズ・ジョーダンはプレイボーイ誌に語っている。(RYAN LOWRY/PLAYBOY)
1990年にアフリカ系アメリカ人として初めて「プレイメイト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたルネ・テニソンも、美しい表紙を再現した。
テニソンは当時を回顧し、ヌードになるのを反対した人もいたとプレイボーイ誌に語っている。
「私がプレイボーイのモデルをした時、ちょっとした議論が起きました。私は最初のアフリカ系アメリカ人として初めてプレイメイト・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。女性の中には、私が物扱いされていると考える人もいたんです」
「だけどそういう人には、もしあなたがプロチョイス(中絶するかどうかを女性が自分で決めるという考え方)なら、私には自分が好きなことをやる権利があるってことじゃない?と答えました」
「振り返ってみると、クリスティ・ターリントンやナオミ・キャンベルといった有名なモデルたちの多くがヌードになりました。私にとってヌードはアートなんです。そう考えない人もいるとは思いますけれど、私はアートと見ています」(BEN MILLER/PLAYBOY)
この撮影を企画したのは、プレイボーイの創刊者ヒュー・ヘフナーの息子で、プレイボーイの現チーフ・クリエイティブ・オフィサー、クーパー・ヘフナーだ。
現在25歳のヘフナーはTwitterで、このアイディアを思いついたのは、母親で1989年のプレイメイト・オブ・ザ・イヤーのキンバリー・コンラッド・ヘフナーと話している時だと語っている。
「母の日に母さんと過ごしていて『ねえ、昔撮った表紙の写真をもう一度撮影してみたい?」と聞いたんだ。なかなかないような母の日ギフトになるかなと思って。そしたら母さんは『撮影したい』と答えたんだ」
この企画は、創刊から64年を迎えるプレイボーイ誌の「エイジ・ポジティブ(年齢を重ねることをネガティブに捉えない考え方)」な取り組みだといえる。
プレイボーイ誌は2016年、ヌードを廃止すると発表したが、その後2017年初めに全てのヌードを廃止にはしないと修正した。クーパー・ヘフナーの元、積極的に新しい取り組みをしているようだ。
クーパー・ヘフナーのTwitterより
「私はプレイボーイ誌で初めて、プレイボーイのヌードが時代遅れだと認めました。そしてその後、全てのヌードを廃止するのは間違いであると認めました」
時を超えて輝きを放つプレイメイトたち。今昔の姿を並べた表紙を見てみよう。
キンバリー・コンラッド・ヘフナー。1989年プレイメイト・オブ・ザ・イヤー(BEN MILLER/PLAYBOY
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リサ・ミラー。1991年プレイメイト・オブ・ザ・イヤー(BEN MILLER/PLAYBOY)
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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▼プレイボーイ誌の主な表紙(画像集)▼
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