上戸彩、不倫妻演じ切った心境明かし号泣「とてもつらかった」 斎藤工も「十字架を背負っている」と労い

上戸彩は号泣し「不倫というテーマに対して毎日考えさせられましたね」と声を絞り出した。
©2017 フジテレビジョン 東宝

上戸彩、斎藤工の労いに号泣「背負うものがありました」

女優の上戸彩、俳優の斎藤工が10日、都内で行われた映画『昼顔』初日舞台あいさつに登壇。上戸は斎藤からの労いの言葉にたまらず号泣し「きょうでお別れすることは本当にさみしいです。これから、この映画が独り立ちしてくれるのもうれしいです」と率直な思いを打ち明けた。

斎藤は「上戸さんとドラマシリーズを踏まえて、短くない付き合いをしてきましたが(役どころの)紗和としての覚悟を感じて、十字架を背負っているなと思った。現場での上戸さんはその逆で、周りの方にすごく尽くしてくれていました」としみじみ。「お母さんとしても大変なのに、この人のエネルギーはすごいなと思いました」と絶賛した。

斎藤からの心のこもったメッセージに上戸は「斎藤さんには本当に支えてもらったので…」と号泣。斎藤から差し出されたハンカチで涙をぬぐいながら「テーマがテーマなので、背負うものがありましたし、でも紗和を演じることでいろんな恋愛のスタイルがあるなって思いました。私も仕事を通じて疑似体験をさせていただきました。不倫というテーマに対して毎日考えさせられましたね」と声を絞り出した。

その後も涙が止まらない上戸は「紗和を演じることはとてもつらかったんですけど、私にとって『昼顔』との出会いはすごく幸せでしたし、心に響く映画になればいいなと思っています」。MCから続編を期待する声をかけられると「いや、もう無理でしょ。つらいです」とやんわり否定したが、最後は笑顔に戻り「鼻水も止まりました。皆さん、本当にありがとうございました」呼びかけていた。

2014年夏に放送された連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)の続編となる今作は、ドラマ版のラストから3年後を描く。上戸は既婚者の男性と恋に落ちる主人公・紗和を演じた。舞台あいさつにはそのほか、伊藤歩、平山浩行、西谷弘監督も登壇した。

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