アメリカ軍は4月13日、イギリス、フランス両軍とともにシリアを攻撃した。アメリカのメディアが一斉に報じた。
シリアをめぐっては4月7日、アサド政権軍が反体制派が潜伏する東グータ地区(ダマスカス近郊)を空爆した際、民間人ら約50人が呼吸困難などの症状で死亡。政権軍側が化学兵器を使った疑いが持たれている。
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トランプ大統領は政権側が化学兵器を使ったと断定。軍に攻撃命令を下した。トランプ氏はTwitterでシリアへの攻撃を示唆するとともに、アサド政権を支援しているロシアを牽制した。
ロシアはシリアに向けて発射されたミサイルをすべて撃墜すると言う。準備せよ、ロシア。新型の『高性能』なミサイルが間もなくやって来るぞ!自国民を殺して楽しむような殺人ガス動物と仲良くするべきではない!
ロシアとの関係は冷戦時代も含めて最悪だ。理由はない。ロシアが経済をよくするためには我々の手助けが必要だ。お安い御用だ。あらゆる国の協力が必要だ。軍拡競争をやめようか?
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ただ、トランプ氏は攻撃時期については明言しなかった。
シリア攻撃がいつあるかについては言わない。すぐかもしれないし、そうではないかもしれない。いずれにしろ、アメリカは私の政権下にあり、ISISが活動する地域を掃討する重要な活動をしてきた。「ありがとう、アメリカ」はどこにあるのか?
ニューヨーク・タイムズによると、トランプ大統領はテレビ演説で、「(化学兵器の使用は)人間の所業ではない。それは怪物による犯罪だ」などと発言、アサド政権を非難した。
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トランプ政権は2017年4月にも、アサド政権軍が化学兵器を使ったとして、シリア空軍基地をミサイル攻撃している。