ドラマ「ER」の看護師役の俳優、バネッサ・マルケスさんが警官に射殺される

精神衛生的な問題を抱え、治療を受けるよう説得されていた間に悲劇は起きた。
「ER」で看護師役を演じていたバネッサ・マルケスさん=1996年
「ER」で看護師役を演じていたバネッサ・マルケスさん=1996年
NBC via Getty Images

人気ドラマシリーズ「ER」に出演していたアメリカの俳優、バネッサ・マルケスさんが8月27日、警官に射殺されていたことが分かった。警察発表によると、安否確認のためにカリフォルニア州サウスパサデナのマルケスさん宅を訪れた地元警察の警官が、銃のようなものを向けられたため発砲。だが、マルケスさんが持っていたのは空気銃だったという。

警官がマルケスさんの自宅に着いたとき、マルケスさんは発作が起きており、警察の報告によると、「(警官に)非協力的で、自分をケアできない状態にあったようだった」と言う。精神衛生的な問題を抱えていた可能性が指摘されている。

警官から呼ばれた地元の精神科医が、治療を受けるよう説得を試みた。1時間半以上たった後、マルケスさんが武器のようなものを取り上げ、警官に向けた。

「それは空気銃だった。半自動銃のようにみえた」と警察。

警官から銃で撃たれたマルケスさんは、地元の病院で亡くなった。地元テレビ局「KABC」のニュースによると、胴部分を撃たれていたという。

マルケスさんは「ER」の第1シーズンから第3シーズンまで登場した看護師ウェンディ・ゴールドマン役で知られる。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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