PRESENTED BY アラガン・ジャパン株式会社

「私らしさ」が自信に。選択肢も多様化、高須英津子医師と学ぶAG世代の美容医療

「どんな美容を選ぶかがその人の生き方につながる」。銀座高須クリニック院長の高須英津子さん、美容エディター・ライターの松本千登世さんが語る、「なりたい私になる」ために知っておきたい美容医療の正しい知識とは?
左から松本千登世さん、高須英津子先生、坂本真子=伊ケ崎忍撮影
左から松本千登世さん、高須英津子先生、坂本真子=伊ケ崎忍撮影

朝日新聞社と宝島社の月刊誌「GLOW」による「Aging Gracefully」(以下、AG)プロジェクトは、40代、50代のAG世代の女性たちを応援することをめざし、一般の方向けのセミナーや企業向けの勉強会、コンテンツ発信など、さまざまな活動を行っています。

3月5日は、歌手の長山洋子さんらをゲストに迎え、Aging Gracefully フォーラム 2023「女性の自分らしい生き方とは」を開催しました。東京・築地の浜離宮朝日ホール・小ホールには約150人が訪れ、ZoomウェビナーとYouTubeのライブ配信は計約600人が視聴しました。

セッション3は「私らしさが自信になる~高須英津子医師と学ぶAG世代の美容医療~」と題して、銀座高須クリニック院長で医師の高須英津子さん、美容エディター・ライターの松本千登世さんが語り合いました。司会は朝日新聞社Aging Gracefullyプロジェクトの坂本真子が務めました。

AGプロジェクトでは、AG世代の女性が年齢を重ねることをポジティブにとらえられるように、というメッセージをイベントやコンテンツで発信しています。ここ1~2年は、以前に比べて更年期やアンチエイジング、美容などの経験を公に語る女性も増えてきました。

松本さんは以前、10人にインタビューしたアンチエイジング特集が印象に残っているそうです。

「そのときの答えが十人十色で、『私はしわが美しいと思えない、だから、しわを作らないことが私のアンチエイジングです』とおっしゃった40歳ぐらいの方もいらっしゃいましたし、一方、『自分は120歳まで生きるつもりだから、アンチエイジングなんかしてる場合じゃない』とお話しされた50代の方もいらっしゃいました。いろいろな答えを聞くなかで、美容は生き方なのだと思いました。今は美容を選択できる時代になり、何を選びとって、どういう風に生きていきたいか、美容は生き方であるということを強く感じています」

最近の美容のトレンドで、松本さんが気になっていることの一つは、多様化です。

「年齢のみならず性別も超えて、メイクやスキンケア、美容医療の選択肢も多様化し、『選びとるのはその人次第』という時代になってきたと感じます」と松本さん。

さらに、「美容のためにどのようなことをしていますか」という質問に対する答えの変化を挙げました。

「以前は『私は何もやっていないです』と答える人がほとんどでしたが、最近は『これをやっています』とか『これがすごくいいですよ』と具体的に答えてくれる人が増えました。自分が実践していることを公にして、みんなでシェアしようという方が増えているように感じます」

松本千登世(まつもと・ちとせ)さん:フリーエディター・ライター。航空会社勤務、広告代理店勤務、出版社勤務を経てフリーランスに。雑誌や単行本などで美容や人物インタビューを中心に活動。著書に『「ファンデーション」より「口紅」を先に塗ると誰でも美人になれる 「いい加減」美容のすすめ』(講談社)、『いつも綺麗、じゃなくていい。50歳からの美人の「空気」のまといかた』(PHP研究所)など。女性誌『美的GRAND』(小学館)で「このコスメが、すごい!」、同『eclat』(集英社)で「大人美が目覚めるとき」を連載中。4月に新刊『顔は言葉でできている!』(講談社)を出す予定。松本千登世さん=伊ケ崎忍撮影
松本千登世(まつもと・ちとせ)さん:フリーエディター・ライター。航空会社勤務、広告代理店勤務、出版社勤務を経てフリーランスに。雑誌や単行本などで美容や人物インタビューを中心に活動。著書に『「ファンデーション」より「口紅」を先に塗ると誰でも美人になれる 「いい加減」美容のすすめ』(講談社)、『いつも綺麗、じゃなくていい。50歳からの美人の「空気」のまといかた』(PHP研究所)など。女性誌『美的GRAND』(小学館)で「このコスメが、すごい!」、同『eclat』(集英社)で「大人美が目覚めるとき」を連載中。4月に新刊『顔は言葉でできている!』(講談社)を出す予定。松本千登世さん=伊ケ崎忍撮影

美容にかける費用が多いのは

2020年12月にアラガン・ジャパンが行った調査によると、美容大国と言われる韓国や米国と比べて、実は、美容にかける費用(1人あたりの化粧品およびパーソナルケア用品の総支出額)は日本の方が多いという調査結果があります。また、美容医療の経験者が増加傾向にあるという、リクルート社によるデータもあります。

自分らしい美しさを求めたとき、美容医療は選択肢の一つになります。では、美容医療とは具体的にどのようなものなのでしょうか。

高須先生は「美容医療は、自分らしい美しさを求めて、見た目の改善を図るための医療となります。医師が手術や医薬品、医療機器を使って注入などの施術をしたり薬品の処方をしたり、美容目的で行う治療のことを指します。正式には美容外科や形成外科、美容皮膚科と呼ばれ、メスを使う外科手術、注射や機器などを使ってメスを使わない治療、内服薬や外用薬の処方などの治療があげられます」と説明します。

美容医療を受けるAG世代の女性は増えているのでしょうか。

高須先生は「AG世代では、子育てが一段落して、ようやく自分と向き合う時間が増えたという方が、美容医療を始めるケースが多くなっています。卒業式や入学式、お子様の結婚式、自身のライフイベントなどの目標に向かって、ちょっときれいにしたいなという思いで美容医療をスタートされる方もたくさんいらっしゃいます。施術を受けたあと、ご自分が望むイメージに近づけたことで、内側から自信があふれ出ていることを強く感じます。朝、鏡を見て、いつもより少しきれいになった、しわが減った、シミが消えたといったちょっとした喜びで、『今日も一日がんばろう』と、前向きな自分になって社会で活躍する方が増えていることを実感します」。 

高須英津子(たかす・えつこ)さん:銀座高須クリニック院長、医師。美容皮膚科を専門としている。2001年、藤田医科大学医学部卒業。社会保険中京病院にて研修。03年、藤田医科大学皮膚科入局。一般皮膚科をはじめ、美容外来、レーザー外来で研鑽を積む。美容医療・レーザー治療についての学会発表多数あり。22年、銀座高須クリニック院長就任。高須英津子先生=山形赳之撮影
高須英津子(たかす・えつこ)さん:銀座高須クリニック院長、医師。美容皮膚科を専門としている。2001年、藤田医科大学医学部卒業。社会保険中京病院にて研修。03年、藤田医科大学皮膚科入局。一般皮膚科をはじめ、美容外来、レーザー外来で研鑽を積む。美容医療・レーザー治療についての学会発表多数あり。22年、銀座高須クリニック院長就任。高須英津子先生=山形赳之撮影

事前に知っておくと良いことは

さらに、美容医療について、事前に知っておく方が良いことなどを具体的にうかがいました。

高須先生は「手術でパーツを変えるのとは違って、今は、5年前の自分の姿に近づける医療になっています」と説明します。

「一般的にシミに対しては、レーザーを照射したり、光治療をしたりします。表情じわにはボツリヌス注射、たるみや顔のボリュームロスにはヒアルロン酸注射を行うなどの治療があります(※)。また病気やけがを治すための医療とは異なり、自分の意思で治療を受けるので、自分らしい美しさを手に入れる手助けとなり、人生に彩りを添えてくれます。とはいえ、求めている理想も個人個人で違ってきますので、治療後に望んだイメージと違っていた、といったトラブルにつながりやすいことも事実です。そうしたことを避けるためにも、美容医療について正しい知識を持っていただきたいと思います。例えば、美容医療で使われる医薬品や医療機器には、厚生労働省が承認しているものと、承認されていない未承認品があります。承認品は厚生労働省の基準で、効果、安全性が確認されているものです。ご自身が美容医療を受けられるときに、どのような製品・製剤が使われているのかということにも関心を持っていただきたいですね」

※国内未承認治療を含みます

美容医療にネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃいます。そういうイメージはなぜ生まれて、どういったすれ違いが生じているのでしょうか。高須先生が説明しました。

「例えばヒアルロン酸などの治療は、『一度始めるとやめられなくなってしまうのではないか』『中毒になるのでは』という不安をお持ちの方もいらっしゃいますが、美容注入剤は、麻薬などとは違い、身体的に依存することはありません。ただ、もう少し入れたいとか、もう少しふっくらさせたいとか、もう少しもう少しと望む方もいらっしゃいますので、その場合には医師から、『もう追加する必要はないですよ』と適切なアドバイスをしていきます。また、『不自然な見た目になってしまうのでは』という不安に対しては、『医療従事者が適切に施術を行えば自然なままの美しい外見を作り出すことができます』と答えています。事前に『なりたい自分の顔』のイメージをしっかり伝えていただければ、医師の観点から適切なアドバイス、治療方法を説明し、その中でリスクについてのお話もさせていただきます。医師との信頼関係を築いていれば問題ありません。そのためには、医師とコミュニケーションをしっかり取ることです」

高須英津子先生=山形赳之撮影
高須英津子先生=山形赳之撮影

「5年前、10年前の自分に戻りたい」

質疑応答のコーナーでは、AGフォーラムに申し込む際に参加者から寄せられた質問から三つ取り上げました。

最初の質問は「5年前、10年前の自分の顔に戻りたいのですが、どういう治療をしたらいいかわかりません」。

高須先生は「まず、自分が一番悩んでいる部分はどこか、を見つけていただきたいですね。くすみやシミ、ソバカスなのか、たるみなのか、どこの観点から5年前、10年前の自分にもどりたいのかを考えてみてください。たるみが気になる方の中で一番多い悩みは、ほうれい線を消したい、というものです。ほうれい線が目立つのは、顔全体がたるんで重力とともに下がってしまうからです。ほうれい線に直接ヒアルロン酸を注入するというより、5年前、10年前の頰(ほお)の位置の高さを調べて、同じ位置にもどすような注入方法が必要となります。機械を用いた治療などにより顔全体を引き上げることで、自然にほうれい線が薄くなることも期待できます。医師とのカウンセリングで、どの方法が効果的かじっくり相談していただきたいですね」と説明しました(※)。

※国内未承認治療を含みます

次の質問は、「年齢を重ねても美しく元気でいるために、毎日心がけると良いことを具体的に教えてください」。

松本さんは「私自身は、革靴や革のソファを長持ちさせたり育てたりするのと同じ感覚で自分自身を見つめたいと思っていまして、その日の汚れはその日のうちに落とすとか、しわが気になったらそこをできるだけ伸ばすようなケアをしてみたりとか、毎日ちょっとずつ、メンテナンスするというと言葉がちょっと事務的過ぎるかもしれませんが、そういう風に向き合っていると、ちょっとずつ自分自身が更新されていくように感じるので、毎日そのような気持ちでやっています」。

松本千登世さん=伊ケ崎忍撮影
松本千登世さん=伊ケ崎忍撮影

三つ目の質問は「美容医療のクリニックはどのように選べばいいですか」。

高須先生は「美容医療では、クリニックごとに費用や治療に対するアプローチが異なってきます。医師によっても得意な治療方法が違います。自分が信頼できる医師を探すことが、まずは必要不可欠です。クリニックを選ぶ際、料金の安さだけが強調されていないか、医師のプロフィルや得意な治療がどんなものか、医師がしっかりカウンセリングをしてくれるか、また、リスクについてもきちんと説明をしてくれるか、などを確認しましょう。費用に関しても心配だと思いますが、カウンセリングを受けた当日に治療を受けなければならないということはありません。自分が納得いくまで説明を聞いて、さらに、ほかのクリニックでも同様のカウンセリングを受け、信頼できる医師であるかどうかを見極めてから治療を受けるようにしましょう。無理のない範囲で、予算に合わせて適切な治療をしていくことを考えてください」。

なお、美容医療の治療の中には、クーリングオフ制度が適用されるものもあります。

「なりたい自分になるために」

セッション3を振り返り、司会の坂本は「美しさの基準は人それぞれで、どんな美容を選ぶかがその人の生き方につながります。自分らしい美しさを求め、自らが望む自分になることで、私たちAG世代が日々生きていく上でのちょっとした自信も生まれるのでは、と思います。その選択肢の一つに美容医療もあります。正しい知識をもとに、AG世代がこれからの人生をポジティブに過ごすために、役立てていただければと思います」と話しました。

最後に、出演者のみなさんから感想とメッセージをいただきました。

高須先生は「AG世代のお悩みはセルフケアでは解決しないことも多くあるかと思います。『なりたい自分になる』ための方法の一つに美容医療があります。医師にご相談いただければ、解決策を提示することができますので、ぜひ、一度近くのクリニックを訪ねてみてください」と呼びかけました。

松本さんは「アンチエイジングも更年期も、みなさん普通に話してくださいますし、私自身も悩みとして普通に話せますし、情報もたくさんある時代になったと思います。今日も高須先生のお話をうかがいながら、美容にはたくさんの幅があり、進化を遂げていると感じました。見失ってはいけないのは、『自分がどうなりたいか』ということで、それさえ見失わなければ、助けになることがいっぱいあります。私自身も自信を重ねていけたらいいな、と思いました」と話しました。

会場では、熱心にメモを取る方や真剣な表情で聴く参加者の姿も多く見られました。

セッション3から=山形赳之撮影
セッション3から=山形赳之撮影

◆セッション3の動画をアーカイブ配信しています。

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