アニサキス症を予防する3つの方法は?板野友美さんが「出産より痛かった」と報告

厚労省では「一般的な料理で使う食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、アニサキス幼虫は死滅しません」と警告しています。
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板野友美さん(2019年撮影)
板野友美さん(2019年撮影)
Atsushi Tomura via Getty Images

元AKB48でタレントの板野友美さんが、アニサキスによる食中毒になったことを報告した。「出産より痛かった」とするほどの激痛が走ったという。アニサキスとは何なのか、調べてみた。

■「出産より痛かった」板野さんが報告

板野さんは6月26日、自身のYouTubeチャンネルで「激痛に襲われ緊急で病院に行くことになりました」と報告した。胃のあたりが痛すぎて夜も眠れなくなったという板野さんが、病院で胃カメラを呑んで検査したところ、胃からアニサキスが見つかり、摘出したという。病室で板野さんは「出産より痛かった」と振り返っていた。

27日には公式Twitterで、アニサキスの発見は「先週のお話で先週のお話で今はとっても元気です!!!お騒がせしてすみません」と回復したことを明らかにしていた。

■アニサキスって一体何?予防する3つの方法は…

厚労省などによると、アニサキスとは寄生虫の一種だ。魚介類に寄生した後に、クジラやアザラシなどの体内に入ってそこで寄生する。

幼虫はサバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生しているという。寄生している魚介類が死亡し、時間が経過すると内臓から筋肉に移動することが知られている。アニサキスの幼虫は長さ2〜3cm、幅は0.5〜1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見えるという。

食中毒「アニサキス症」は、アニサキス幼虫が寄生している魚介類を生に近い状態で食べることで、 胃壁や腸壁に刺入してを引き起こされる。

国立感染症研究所は、日本では刺身や寿司など海産魚物を生で食べる習慣があることから、アニサキス症が諸外国に比して圧倒的多数の症例が発生していると報告している。

アニサキス幼虫が胃壁に刺入して生じる「急性胃アニサキス症」では、食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じるという。このほか、アニサキスが抗原となり、じんま疹やアナフィラキシーなどのアレルギー症状を示す場合もあるという。

厚労省では「一般的な料理で使う食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、アニサキス幼虫は死滅しません」と警告した上で、アニサキス症を予防するために、以下の3つのポイントを訴えている。

(1) 魚を購入する際は、新鮮な魚を選びましょう。また、丸ごと1匹で購入した際は、速やかに内臓を取り除いてください。


(2)内臓を生で食べないでください。


(3)目視で確認して、アニサキス幼虫を除去してください。