サッカーの「AFC アジアカップ UAE 2019」決勝戦に出場し、カタールに1-3で敗戦し、準優勝となった日本代表。AFC アジアカップは4年に一度開催され、日本代表が決勝戦に進出するのは2大会ぶりだった。
そんな日本代表のロッカールームに、注目が集まっている。キレイに片付いた部屋には、ホワイトボードに「ありがとう!」のほかに、アラビア語で「شكرا لك」英語で「Thank you!」と書かれていた。
アジアカップの公式Twitterアカウントが2月2日、写真と共に日本代表のロッカールームの使い方に拍手を送った。
Japan leave the #AsianCup2019 dressing room spotless with thank you message in English, Arabic and Japanese! 👏 pic.twitter.com/RfiVyoMumd
— #AsianCup2019 (@afcasiancup) 2019年2月2日
「日本代表は、アジアカップ2019のロッカールームを一つの汚れもなく、『ありがとう』のメッセージを英語、アラビア語そして日本語で残して帰っていきました」
2日午後11時の時点で、このツイートは「いいね」が1万1000を超え、リプライ欄には日本代表とファンについて「負けたけれども、彼らはカタールにおめでとうと言っていた。尊敬します」という英語のコメントや、「カタール優勝おめでとう!」といった温かい日本語のコメントが続いた。
選手たちは悔しい心のうちを吐露
選手たちは、2大会ぶりの決勝戦に負けてしまったことに、悔しさをにじませ、思い思いのメッセージをつぶやいた。
DFの酒井宏樹選手は「悔しいのはもちろんですが皆さんの期待に応えられなかったことを非常に申し訳なく思います」とコメント。
同じくDFの長友佑都選手は、試合前に「アジア制覇することだけを考えて戦ってきた」と意気込みを見せていた。今回の結果に「スポーツの世界は残酷です」と気持ちを吐露していた。
皆さん約1ヶ月間応援ありがとうございました。
最後悔しい結果になり残念です。
たった1チームしか勝者になれないスポーツの世界は残酷です。
どれだけ努力をしても勝てるとは限らない。
ただ努力しないと勝者にはなれない。
この悔しさをこれからのサッカー人生の原動力にしていきます!
— Yuto Nagatomo | 長友佑都 (@YutoNagatomo5) 2019年2月2日
日本代表は、サッカーのワールドカップ・ロシア大会決勝トーナメント1回戦でベルギーに敗戦したときも、スタッフがロッカールームを清掃し、入り口側の棚の上にロシア語で「スパシーバ(ありがとう)」 のメッセージを残したことで、世界各国から「ありがとうのメッセージは桁違いだ」「arigato」「真の勝者がいた」などの声が寄せられていた。