麻生太郎財務相は、3月19日の閣議後の記者会見で、マスクをいつまでつけるべきか報道陣に質問した。毎日新聞などが報じた。1都3県の緊急事態宣言は21日で解除されるものの、新型コロナウイルスの感染拡大の収束が見えない状況に、苛立ちを募らせた格好だ。
黒いマスクをつけて会見した麻生氏は「マスクなんて暑くなって、口の周りがかゆくなって最近えらい皮膚科がはやっているそうだけど」と愚痴をこぼした。その上で、マスクについて「いつまでやるんだね?」と報道陣に逆に尋ねた。
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その上で「真面目に聞いてるんだよ、俺が。あんたら新聞記者だから、それくらい知ってんだろ」と苛立ち気味に質問を続けた。報道陣から回答があったのかは不明。
TBS系の情報番組『ゴゴスマ』では、麻生氏の発言を伝えた上で、いつまでマスクをつけるべきか名古屋大医学部付属病院救急医局長の山本尚範さんに質問した。
山本さんは、アメリカのCDC(疾病対策予防センター)の見解として「ワクチンをつけた方同士であればマスクを外した状態で会ってもいいとしており、ワクチンを受けた方があまりリスクがない方を訪ねる場合にも外してもいいと言っています」と説明した。
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■麻生氏の発言全文
「(緊急事態宣言を)これくらい長くやっていると、なんとなく……。いわゆる……。なんだろうね。どれくらいやってるかね。マスクなんて暑くなって、口の周りがかゆくなって最近えらい皮膚科がはやっているそうだけど。(マスクは)いつまでやるんだね?真面目に聞いてるんだよ、俺が。あんたら新聞記者だから、それくらい知ってんだろ。いつまでやるの?これ。マスクはいつまでやることになってるの?」