カマラ・ハリス氏ってどんな人?彼女が歴史的な副大統領候補である理由

ハリス氏は、主要政党初の黒人でアジア系アメリカ人の副大統領候補です
カマラ・ハリス氏
カマラ・ハリス氏
JONATHAN ERNST via Getty Images

2020年アメリカ大統領選で民主党大統領候補に選ばれることが確実視されているジョー・バイデン氏が、上院議員のカマラ・ハリス氏を副大統領候補に指名した。

バイデン氏がTwitterで、「弱い者のために闘う恐れを知らないファイターで、アメリカで最も素晴らしい公僕の1人」と賞賛したハリス氏。

彼女は上院議員に当選する前、カリフォルニア州の司法長官やサンフランシスコ地方検事として活躍してきた。

また、2020年の大統領選ではバイデン候補の対立候補として選挙戦を闘った。

もしバイデン氏が当選した場合、ハリス氏は黒人として、さらに女性としてアメリカ初の副大統領になる。

彼女はどんな人物なのだろうか。そして副大統領候補指名は、アメリカの歴史にとってどんな意味があるのだろうか。

主要政党初の、黒人そしてアジア系アメリカ人の副大統領候補

ハリス氏は、カリフォルニア州オークランドで生まれた。母親はインドから、父親はジャマイカからアメリカに来た移民だ。

両親が離婚した後、がん研究者で市民権活動家の母親シャマラ・ゴパラン・ハリス氏が、ハリス氏と妹のマヤさんを育てた。

Thinking of my mother today. She was smart, fierce, and my first campaign staffer — and I dearly wish she was here with us for this moment. Her spirit still drives me to fight for our values. pic.twitter.com/pf0lFrvoWI

— Kamala Harris (@KamalaHarris) January 22, 2019

ハリス氏のツイート「頭が良くて強かった母。彼女は私の最初の選挙スタッフでもありました。彼女が今、一緒にいてくれたらどれだけいいだろうと思っています。彼女の精神は今でも、私が我々の大切な価値観を守るために闘うための原動力です」

ハリス氏に大きな影響を与えたシャマラさんは、2009年に亡くなった

ハリス氏はワシントンポストに、自分は「誇り高いアメリカ人」であり、黒人とインド系の両親を持っていることが、自分のアイデンティティの中で「同じだけの重みを持つ」と述べている。

主要政党の大統領/副大統領候補に選ばれた4番目の女性

これまでに、主要政党から大統領/副大統領候補に選ばれた女性は3人しかいない。

2016年民主党大統領候補のヒラリー・クリントン氏、2008年共和党副大統領候補のサラ・ペイリン氏、1984年民主党副大統領候補のジェラルディン・フェラーロ氏だ。

彼らは全員が、選挙戦で敗退している。

歴史的黒人大学出身の候補

バイデン氏とハリス氏が選ばれたことで、民主党は1980年代以来初めて、アイビー・リーグ出身ではない人物が大統領/副大統領の候補になった。

バイデン氏はデラウェア大学を卒業し、シラキュース大学で法律の学位を取得した。

ハリス氏はワシントンD.C.にあるハワード大学を1986年に卒業し、カリフォルニア大学ヘイスティング校で法律の学位を取得した。

ハワード大学は、黒人のための高等教育機関として作られた「歴史的黒人大学」の一つだ。

ハリス氏の副大統領候補指名について、同大学のウェイン A. I. フレデリック学長は「黒人女性のリーダーシップを、我々の民主主義が認める画期的な機会」であり、アメリカとハワード大学の歴史にとって素晴らしい出来事だと歓迎した。

From the Hilltop to Capitol Hill, congratulations to our alumna, Senator @KamalaHarris, The democratic candidate for Vice President of the United States. pic.twitter.com/qe4T1j2kbk

— Howard University (@HowardU) August 11, 2020

ハワード大学のツイート「卒業生で上院議員カマラ・ハリスさん、アメリカ大統領選の副大統領候補選出おめでとうございます」

ハリス氏「バイデン氏は、アメリカの人々を一つにする」

副大統領候補指名が明らかになった11日、ハリス氏はSNSで、バイデン氏の大統領当選のために全力を尽くすとコメントした。

「バイデン氏は、アメリカの人々を一つにできるリーダーです。なぜなら彼は人生を通して、アメリカの人たちのために闘ってきたから。大統領として、彼はアメリカを私たちの理想にかなう国にするでしょう」 

「党の副大統領候補として、バイデン氏とともに大統領選を闘えることを誇りに思います。ジョー・バイデンを次の指揮官にするために、全力を尽くします」

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。 

Maya Nakata / Huffpost Japan

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