消防庁が被災者をヘリで救助する映像を公開。隊員による懸命な救助活動が続いている【能登半島地震】

総務省消防庁が「令和6年能登半島地震」における救助活動を公開しました。
ヘリでの救助活動
ヘリでの救助活動
総務省消防庁のXから

1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」では、自衛隊員や消防隊員らによる懸命な救助活動が続いている。4日には東京消防庁の緊急消防援助隊が石川県能都町で救助活動を実施。その一部始終を動画で公開した。

ヘリでの救助活動を公開

総務省消防庁の発表によると、1月6日午前7時半現在、死者94人、行方不明者1人、負傷者415人となっており、住家も計1271棟で全壊や床上浸水などの被害が出ている。

孤立状態となった集落や、倒壊した家の下敷きになった住民も多数いるため、現地では懸命な救助活動が続いている。

同庁が公開したのは、東京消防庁の隊員が被災者をヘリコプターに引き上げる場面。落下しないようにワイヤーでしっかりと体を固定し、隊員が被災者を抱き抱えるようにして上空を飛ぶヘリに引き上げていった。

一方、石川県は懸命な救助活動に支障が出ないように、「能登方面への不要不急の移動は控えて!」と呼びかけている。

県では現在、個人のボランティアや義援物資は受け付けていない。個人が能登方面に押し寄せると、交通が麻痺して人命救助などに支障が出る恐れがあるからだ。

県の公式アカウント「石川県『もっといしかわ』」(@motto_ishikawa)は1月5日、「産業展示館では直接物資を持ち込む方の対応に追われ、物資の発送作業に支障が生じています。 企業・団体の皆様におかれては事前のご連絡を、 個人の方におかれては物資の提供はご遠慮ください。 現場は本当に困っています。 周りの方にもお知らせください」と注意喚起した。

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