真ん中の私たち
2020年01月28日 14時04分 JST

「ニッポンは複雑だ」難民支援協会の写真展が訴えかけるものは…

難民支援協会のウェブマガジンが2周年を迎えたことを記念して企画されました。1月30日から2月5日まで。

田川基成さん撮影

「ニッポンは複雑だ。複雑でいいし、複雑な方がもっといい―」。

日本に逃れてきた難民を支援する認定NPO法人「難民支援協会」が、日本の移民文化・移民事情を伝えるウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」を開始してから2周年を迎えたことを記念し、1月30日から写真展を開催する。

田川基成さん撮影

じっと前を見つめるブラジル人の少女。日本語、ベトナム語、中国語が並ぶ商店の看板。写真展には、日本社会に息づく多様なバックグラウンドを持つ人々や文化を切り取った、約60点の作品が並ぶ。

『「混血」と「日本人」 ―ハーフ・ダブル・ミックスの社会史』(青土社)の著者で、「ニッポン複雑紀行」の寄稿者の1人でもある、社会学者・下地ローレンス吉孝さんと母親の写真も並ぶ。

田川基成さん撮影

ウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」は「複雑さを一つ一つ丁寧に考えていく」をコンセプトにしてきた。今回の写真展でも、このコンセプトに沿い、作品に詳細な説明文はつけず、被写体の方の言葉などをいくつか散りばめる手法をとる。

写真展の終盤には、各作品に関連する「ニッポン複雑紀行」の記事にリンクされたQRコードが掲示される。

企画を担当した難民支援協会広報部の野津美由紀さんは「まずは、この社会の複雑さを写真や被写体の言葉を通じて、関心を膨らませて欲しい。見終わると、きっと気になることが出てくるはずです」と話す。

写真展は1月30日から2月5日まで(2日は休館)、アイデムフォトギャラリー・シリウス(東京都新宿区新宿1-4-10アイデム本社ビル2F)で開かれる。開場時間は10時から18時まで(5日は15時まで)。入場無料。