新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
2020年04月17日 11時53分 JST | 更新 2020年06月03日 15時54分 JST

基本ワンオペ育児歴2年の私が、保育園休園で心がけていること。朝4時起きの「時間割」つくってみた

さあ、在宅ワークでほぼワンオペ自宅保育、どうする!?

Rurika Toku

緊急事態宣言により、保育園も休園。1カ月弱、在宅で仕事と育児を並行しなければいけなくなった。

我が家はお互いの実家が遠い共働きの核家族。私はもともと在宅ワークのフリーランスで、会社員の夫は出張が多く、現在も福岡に出張中。つまり2歳の娘の育児は、基本ワンオペになる。

0歳の頃、ウイルス性の風邪が流行り、免疫のない娘は約2カ月ほとんど保育園を休んでいたことがあった。夫は長期出張中、「ワンオペ×在宅ワーク×在宅病児保育」。あまりにも目まぐるしくて、その頃の記憶はほとんどない(遠い目)。

以降も、仕事の締め切りに追われる中、娘が病気で保育園に通えなくなる度、「どうすればいいんだ!?」「無理…」と音を上げそうになっていたことを思い出す。

保育園があるからこそ、日中働けるのであって、日々その存在に支えられ感謝している。だからこそ、今回の保育園休園には、動揺もした。 

でも、世界的な緊急事態。お世話になっている先生たちの感染リスクを少しでも減らせるように、病院など最前線で働く、あるいは生活やインフラを支える親御さんたちは保育園に子どもを預けられるよう、私に唯一できることは、娘とふたり「家にいること」しかない。

さあ、在宅ワークでほぼワンオペ自宅保育、どうする!?

実質約2年のワンオペ育児経験を振り返りつつ、心がけたいことを書いてみる。働き方や職種、仕事量、家族構成や子どもの性格によっても大変さは違うため、あくまで我が家の場合として。  

 

仕事と育児の同時並行はあきらめる 

仕事が思うように進まない焦り、迷惑をかけてしまったらどうしようという不安。

娘の要望に応えられず、一緒にいるときも仕事のことを考えてしまう罪悪感。

0歳の娘が病気で頻繁に保育園を休み、自宅で仕事と育児を同時並行していた頃、どちらにも集中できず、中途半端で、十分に「できていない」自分に何度も嫌気がさした。

正直、在宅で仕事をしながら、まだ自分一人でほとんど何もできない子どもの育児を同時並行することは不可能に近い。

いまでも私がPCを開けば「おしごとしない〜!」と娘がパタンと閉じる。

そもそも時間は等しく24時間なのに、仕事をする時間に、育児をする時間が物理的に増えているのだから、それまでと同じように変わらずやるのは無理だ。 

だから今回は、心を守るためにも、今まで通りに仕事をすることはあきらめて、ある程度割り切ることにする。

 

予定通りにいかないこと前提に、「時間割(仮)」をつくってみた

 

今回、休園が決まってつくった時間割がこちら。

Rurik Toku

この時期、体調は崩せないので睡眠はできる限り削らず、6時間半〜7時間。 

仕事は娘が寝ている間(早朝4〜7時と昼寝14〜16時)の5時間。娘の映像タイムができれば1〜2時間ほどメール対応などの細切れ仕事。それ以外はごはんの準備などの家事、娘と一緒に遊ぶ時間にする。 

もちろんこの時間割は(仮)であって、予定不調和のことが多々起きる幼い娘との日々、この通りに行くことはほとんどない。もうそれは仕方ない。

それでも「働く個人」である時間、「自分ひとり」の時間を確保するためにも、時間割をつくる。かつ、予定通りにはいかないことを前提に、柔軟に受け入れていく。

 

子どもと一緒に寝て早朝に起きる「魚河岸生活」スタイル 

体質にもよると思うけど、もともと朝型の私は、娘が生まれて働き始めてから約2年間ずっと、娘と一緒に就寝して早朝に起きるという魚河岸並みの生活スタイル。

太陽が昇る前に、集中力が必要な仕事をする。メールやチャットも静かなので仕事も捗るのだ。

普段の平日や休日は、Netflixで映画を観たり本を読んだり、自分ひとりの自由時間に当てている。

もちろん、疲れて朝まで眠ってしまうこともあるけれど、それは健康維持、体力回復のために必要だった時間として良しとする。

ちなみに毎朝、自分の時間として、半身浴をして読書することと朝ドラを観ることは私の習慣。短い時間でも自分を満たしておくと、ご機嫌に娘と一緒に過ごす朝を迎えられるから。

 

子どもの好奇心に身を任せて、とことん一緒に遊ぶ

保育のプロではないので、娘との遊び方は模索中。 

朝ごはんや家事を済ませたら、「今日は何して遊ぶ?」と娘に聞き、「おえかき!」「えほん!」などリクエストがあれば飽きるまで付き合う。 

レゴブロックや積み木に加え、1000円前後で買えるお米ねんどやジグゾーパズル、シールブックやスケッチブック、100均で調達した塗り絵、縄跳び、ボールなどが活躍中。

Rurikα Toku
ジェンダーバイアスを押し付けないように意識しているが娘はピンクやプリンセスが好き

おもちゃを使わなくても、お店ごっこやプリンセスごっこなど、娘の好奇心に身を任せていると、新たな遊びがどんどん生まれる。 

保育園休園1日目、「好きな服を選んでいいよ」とタンスを開けたら、ディズニーへ行った時に着たミニーの衣装を選び、動画(イッツ・ペリー・ミニージャンボリーミッキーなど)を観ながらダンス。毎日ミニーに変身したがるので、アナ雪の衣装も購入。以来、我が家ではコスプレしながら歌い踊る遊びが定番に。

お猪口が気に入り、枝豆をつまみに牛乳で「かんぱい!」。「ピンクパーティー」という名の(娘命名)居酒屋ごっこが始まったこともあった。

 一緒に生活するパートナーとして子どもを巻き込む

一緒に運動がてらラジオ体操や、整体の先生が体幹を鍛えるのにいいよ、と教えてくれた飛行機(寝そべって娘を足の裏に乗せて持ち上げる)遊びもよくやっている。一緒に赤いマニキュアを塗ったら、乾く時間が待ちきれず服やソファに赤い爪痕が残ることになったことも。 

しろくまちゃんのほっとけーき」をレシピにホットケーキを焼いたり、カレーの手遊び歌を歌いながらカレーをつくったり。一緒に料理をする、部屋を片付ける、洗濯物をたたむなど、決して上手くはできないので余計に時間がかかるのだけれど、家事だって遊びになる。

我が家では、夜寝る前に電気を消す、お風呂を入れる(ボタンを押す)、電子レンジをあっためるのは娘の仕事。電子レンジの前で「あっため〜る、あっため〜る♩」と歌いながら手を叩いて待っている。

一緒に生活を共にするパートナーのひとりとして、子ども扱いしすぎず、頼りにすると、張り切って動いてくれることもある。

 

子どもが唯一集中する「映像」に素直に頼る

2歳半の娘は一人遊びはほとんどできないけれど、唯一集中するのが映像メディア。メール返信やオンラインMTGなど日中に仕事をする時は、素直に映像に頼る。 

ジブリやディズニーなど金曜ロードショーは事前にラインナップをチェックし、アンパンマンも毎週予約録画。「魔女の宅急便」やNetflixのキッズキャラクターページから自分で選ぶ、パウ・パトロールPeppaPigしまじろうが最近の娘のお気に入り。ベネッセの「オンライン幼稚園」もたまに観ている。

筆者提供
魔女宅を観ながらクイックルワイパーで飛んでいる

とはいえ大抵、10分程度で「一緒にみよう」と誘われるのだけれど。

仕事や家事の最中でも、「一緒にあそぼう」「だっこ!」と要望があればできる限り応えることも意識している。手を振り払うとグズって泣き喚き、事態は悪化するので、早々に要望を満たした方が、お互いに心地よく過ごせるから。

気を緩めて、手を抜けることは抜く

家庭のなかだって緊急事態、普段より、娘が映像を見すぎたって、おもちゃを散らかしたって、おやつを食べすぎたって、ごはんを残したっていい、ということにする。

何かを制限したり、強制したりして娘のイヤイヤが発動するともっと大変になるので、そもそもの暮らしのハードルをうんと下げておこう。

食事も3食栄養満点でなくてもいい。我が家は基本、朝は一汁一菜。昼はテイクアウトやパン屋も活用しつつ好きなものを。夜は蒸籠(せいろ)で旬の野菜やウインナー、豆腐などをただ蒸すだけ、など名もない簡単な料理ばかり。

いくら自宅にいる時間が増えても、ていねいには暮らせない。



仕事は子どもが寝ている間に、集中! 

私の仕事時間、あるいはひとりの時間は、娘が寝ている間。

しっかりお昼寝をしてもらうためにも、昼ごはんでお腹を満たしたあとは、有り余った体力を消耗する遊びを。自宅で歌い踊り、飛び跳ねる。天気が良ければ、人が少ない小さな公園や散歩に出かける。 

目をこすり眠くなってきた頃に、自宅ではおんぶして、散歩に出かけた時はベビーカーに乗せ、娘が眠ったらすかさず仕事へ。 

休園前は、新型コロナの情報が気になってついSNSやニュースを見て、心が落ち着かずすぐに仕事が手につかないことが多々あったのだけど、現在は「今やるしかない!」という緊張感もあるので、娘が昼寝をしている2時間は、集中力が高まり、仕事も進む。

が、通常よりも仕事ができる時間は減るので、パフォーマンスの総量が下がってしまうことは否めない。

クオリティと信頼は下げないように、仕事のパートナーには正直に事情を説明し、事前に締め切りに余裕を持つなど、相談をしている。

幸か不幸か、新型コロナの影響で仕事もいつもより落ち着いているので、調整しつつ、今のところなんとかなってるけれど、その分収入は減るので不安はある。

とにかくひとりで抱え込まないこと

外出自粛で、自宅で子どもとふたりでいれば「孤育て」は加速する。

物理的には会えないけれど、常に夫とLINEをしているし、よく両親や妹たちともテレビ電話をつなぐ。オンライン上でも、娘の成長を喜んでくれる人たちがいることは私にとっても支えになる。

ママ友とのスレッドでも情報交換をしたり、弱音を吐いたりしている。ご多分にもれず、娘が寝静まった21時半頃から、Zoom飲みも。 

ワンオペで子育て中、なかなか外へ飲みに行くことはできなかったけれど、オンラインなら気軽にたわいもないおしゃべりができる。ラストオーダーも終電もないので、つい時間を忘れて話すぎてしまうけれど(娘に朝起こされるので夜更かしはつらい)。 

……とはいえ、個人の努力だけではどうにもならないこともある。どうしても息が詰まるとき、仕事が立て込んでいるときは、近所のママ友や「緊急保育」、ベビーシッターにも頼りたいと思ってる(1カ月最大26万4000円のベビーシッター補助が個人事業主にも対象に!)。

 

子どもと健やかな日々を過ごせたなら、満点! 

保育園休園から1週間。想像していた通りなかなか大変だけれど、言葉を覚えた娘の言動に笑わされ癒されるし、たくさん抱きしめ肌に触れることで安心もする。会話ができるので、ひとりの「人」と一緒にいる感じがして、赤ちゃん時代よりは孤独も感じない。小さな家の中で、娘とたしかなしあわせを感じる瞬間が多々ある。 

この外出自粛期間、私にとって一番大切なことは、娘と一緒に自宅で健やかに日々を過ごすこと。

目に見える成果がなくたって、何も生産しなくたって、娘と一緒に心と体を保ち1日を過ごせたのなら、そりゃもう、満点!「今日も1日がんばった」と自分で自分を認めてあげたい。

刻一刻と変化する世の中の状況に、なかなか地に足つかず、心が揺れる日々。自分と娘の心と体の状態やバランスも変わってくるだろうし、書いてみた時間割も変わってくるかもしれない。

先は見えないけれど、できる限り、目の前にいる娘と一緒に、笑い合って健やかに過ごす1日1日を積み上げていけたら。

仕事も育児も、がんばりすぎないぞ!


(文・徳瑠里香 編集・笹川かおり)