ショート動画アプリ「TikTok」は、アプリを運営するバイトダンス(字節跳動)との取引を禁じたアメリカのトランプ大統領令をめぐって提訴する。
複数のメディアが報じた。
ロイター通信によると、大統領令をめぐり、バイトダンスは8月24日にもアメリカ政府を提訴する準備をしているという。
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8月24日には、ノースカロライナ州シャーロットで行われるアメリカ共和党の全国党大会が始まる。初日は11月の大統領選の候補者にトランプ氏を正式に指名する投票が行われ、最終日の27日には、トランプ氏がホワイトハウスから指名受諾演説を行う。
トランプ大統領は8月6日、バイトダンスとアメリカ企業との取引を9月15日から禁止する大統領令に署名した。14日には、バイトダンスに対しアメリカ国内のTikTok事業を国内企業に売却するよう命じていた。
バイトダンスは、トランプ氏が大統領令に署名した翌日に「適正な手続きを経ずに発令された大統領令に衝撃を受けている」とする声明を発表。
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「法の支配が保持され、私たちの会社とユーザーが公平に扱われることを保証するために、私たちが利用できるすべての救済措置(行政府によって認められない場合は裁判所への訴求)を進めます」と、提訴を辞さない姿勢を見せていた。