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2021年02月18日 12時05分 JST | 更新 2021年02月18日 12時05分 JST

キャリアと出産、どっちを選ぶ?30歳、出産と仕事の間で揺れる心。後悔はしたくない。

仕事と子育てを両立できるのか?考えると途方に暮れてしまいます。私にはきっと耐えられないな、と言う結論しか出せなくなってしまいます。

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「子どもはまだ作らないの」の一言が…

サッカー選手のマネジメント事業と、「サッカーのあるライフスタイルを創造する」をコンセプトに東京の千駄ヶ谷と表参道ヒルズ、MIYASHITA PARK、大阪、名古屋、福岡のほかオンラインでアパレルを展開するバランススタイル代表を務めている私は、今年の9月、30歳になりました。

昨年、今年は周りも出産ラッシュで、私も当然のように周囲から「子どもはまだ作らないの?」と聞かれる機会も増え、出産のタイミングについて考えるようになりました。

実は、私は夫と入籍したばかりの24歳の頃に一度、妊娠をしたことがあります。

その時は残念ながら流産してしまったのですが、お医者さんには「1週間は安静にしていてください」と言われたものの、仕事の現場がまわらず、2日で仕事復帰したことを今でも鮮明に覚えています。

 

もう少し立場、自分がいなくても仕事がまわるだろう

その経験から、働きながら子どもを産むタイミングをつくるというのは、とても難しいなと感じています。

当時は、たまたまタイミング良く妊娠したものの、次のチャンスを考えたときに、私が出した答えは、「2、3年経てば、会社も少しは落ち着いて、自分自身が今のように現場にいなくてもまわる環境が出来上がるだろう」と、先送りにしました。

それこそ、最初に私の妊娠が分かったタイミングというのは、5歳年上の兄に1人目の子どもが生まれた時期と重なりました。それから5年の時が経ち、兄のところは現在では3人子どもがいますが、私たち夫婦には子どもはいません。同じ5年という月日でも、過ごし方がこうも違うのだなと感じています。

私は3人兄弟で育って、かつては私もできれば子どもは3人欲しいと思っていました。でも、現在の自分の年齢、仕事の状況を考えれば考えるほど、今から3人出産するなんて、夢の、また夢のような話に思えます。

 

仕事と子育てを両立できるか途方にくれる

結婚や出産は、人と比べることではないですが、やはり年齢と時間は何にも変えられないものです。

30代に入り、自分にとって、私たち夫婦にとって何が幸せなのか。人生において何が大切なものなのかというのは、20代に思い描いていた幸せのかたちから、少しずつ変化しているように思います。お金で買えるものに幸せを感じていた、あの頃。お金では買えない幸せがあることにも気付く、現在。

もちろん、仕事のパートナーである夫とは、仕事の節々で、子どもについて話してきました。2人とも、子どもを持ちたい、欲しいという気持ちはあります。

けれど、今の仕事、つまり代表を務めながら子ども授かることができるのか、産むことができるのか、子育てができるのかを考えると途方に暮れてしまうのです。

 

産めない年齢になったときに後悔したくない

私たち夫婦にとって、家庭と仕事はとても密接な関係です。私たちを支えるのも仕事ゆえ、家庭と仕事を別ものとして捉えることはとても難しいことです。

もちろん切っても切り離せないからこそ、家庭の話をしていても仕事の会話がはじまり、結局、家庭の話は二の次になることも頻繁にあります。

夫も私も子どもを欲しいと思っているけれど、このままこうして、現実的ではないと言っているうちに、産めない年齢になってしまったときに後悔したくないという思い同時に抱えています。自分の未来を考えると、あのときこうすればよかったなと思うことはしたくない反面、今の自分の考えでは、出産よりも仕事を選択しているのだと思います。結局、今は自分たちの事業を大きくしていくことにプライオリティを置いているのだと思います。

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一番近くて、遠いパートナー

でも、わからないのです。

私たちがおかれた環境で、どうしたら、子どもを持つことが現実的になるのか。わからないから、考えないようにしている部分もあります。

自分が抱えている仕事は、自分で解決方法を見出すことが出来ると思いますが、子どもを育てることは1人ではできません。絶対に、いろいろな人の協力が必要です。一緒に働く会社の人、身近な人たち、そして特にパートナー。

私の場合は、夫も同じ会社に勤めているので、パートナーの協力が得やすいように、一見すると思われるかもしれませんが、決してそうではありません。

パートナーの仕事を通じた目標や、夢を理解しているからこそ、一番近い存在であり、一番遠くに感じる存在でもあります。これだけの仕事や、夢を抱えている夫が本当に、出産について理解し、協力してくれるのだろうか。仕事上でもパートナーだからこそ不安に思う部分があります。

実際、前述の通り、1度妊娠と流産をしたときにも、すごく眠くなるなどの体調の変化やメンタルの変化により仕事に専念できなかったこと、夫の何気ない一言を聞いて、2日で仕事復帰したという記憶が蘇るのです。

会社がダメになるか、自分がダメになるのか、究極の選択を迫られるような気がしてしまうのです…。

 

会社に子どもを連れて行って働けばいい?

だからでしょうか、たとえ子どもを産んだとしても、産休、育休をちゃんととれるかどうか、というより私には「休む」という概念がなくて、どうやって働きながら、いまのペースを保ちながら子どもを産み、育てるかを考えてしまう。そうなると現実的に無理でしょう?私にはきっと耐えられないな、と言う結論しか出せなくなってしまいます。

皆さん、どのように仕事をしながら、子どもを産んで、保育園に預けてお迎えに行って、ご飯を食べさせ、寝かしつけてという毎日を送っていますか?私には自分がそうしている姿が、まだ想像できません。

たとえパートナーが協力してくれても、やっぱり女性の負担が大きくなってしまいますよね。それを自分の喜びとして感じられるのか、「私だけが負担が大きい」と思ってしまうんじゃないのかなど考えだすと、いろんな思いが溢れてきます。いっそのこと、会社に子どもを連れて行って働けばいいのかなど…、でもそれでは、みんなが仕事に集中できなくなりそうだな、なんてことも考えたこともありました。

 

強い意志がないと、子どもは

これまでずっと「あと2、3年後には」と思いながら、結婚して5年が経ってしまいました。

後悔はしたくないという思いがあるから、強い意志を持って、自分が決断しないと産むことはできないなというのもわかっています。私は、基本的に物事に白黒をはっきりつけて進みたいタイプですが、出産や子どもについてだけは、白黒を付けられていないのが今の私の現実です。子どもと仕事は選んでも、選びきれません。

同じように働きながら子どもを持つことを考えている女性たちが、どんな風に考えているのか、私はとても知りたいです。たとえ、私とは環境が違ったとしても…。出産についてどんな風に思っているのか、仕事とのバランス、キャリアとの兼ね合いを解決する方法があるのか。このコラムをきっかけに、ぜひ皆さんのお考えを教えてください。

 

(文:高畠侑加 編集:榊原すずみ/ハフポスト日本版)