タレントの渡辺直美さんが3月18日、東京五輪・パラリンピックの開閉会式で自身の容姿を侮辱されるような企画が提案されていたと文春オンラインが報じていた件について、所属事務所の吉本興業を通じてコメントを発表した。
渡辺さんのコメントは、以下の通り。
「オリンピックの件ですが、去年、会社を通じて内々に開会式への出演依頼をいただいておりましたが、コロナの影響でオリンピックも延期となり、依頼も一度白紙になったと聞いておりました。それ以降は何も知らされておらず、最初に聞いていた演出とは違うこの様な報道を受けて、私自身正直驚いております。
表に出る立場の渡辺直美として、体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております。
実際、私自身はこの体型で幸せです。
なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい所存でございます。
しかし、ひとりの人間として思うのは、それぞれの個性や考え方を尊重し、認め合える、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております。
私自身まだまだ未熟な部分もありますので、周りの方にご指導いただきながら、これからも皆様に、楽しんでいただけるエンターテイメントを作っていけるよう精進して参りたいと思います。」
渡辺直美さんをめぐっては、大会の開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクターを務めていた佐々木宏さんが渡辺さんの容姿を侮辱するような演出を企画していたことが、週刊文春オンラインで17日に報じられた。
佐々木さんはこの責任を取り、2020大会組織委員会の橋本聖子会長に辞意を表明。橋本会長は18日の記者会見で辞意を受け入れたと明らかにしていた。
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