G.G.佐藤さん「誹謗中傷問題に全力で取り組む」 松坂大輔投手の引退を受けて

元プロ野球選手のG.G.佐藤さんは誹謗中傷で苦しんだ経験があり、「誹謗中傷は恐ろしい。誹謗中傷は止めよう」と訴えています。
お立ち台で喜ぶ、決勝打のG.G.佐藤外野手(左)と完投勝利の松坂大輔投手=2006年4月14日
お立ち台で喜ぶ、決勝打のG.G.佐藤外野手(左)と完投勝利の松坂大輔投手=2006年4月14日
時事通信社

プロ野球・西武の松坂大輔投手の引退会見を受け、同じく西武で活躍した元プロ野球選手のG.G.佐藤さんが10月20日、自身のTwitterを更新。「彼の引退に誓って、誹謗中傷問題に全力で取り組みます」と強い決意を示した

松坂投手は19日の引退会見で「これまでは叩かれたり、批判されることに対して、それを力に変えて跳ね返してやろうってやってきましたけど、もうやっぱり最後は、それに耐えられなかったですね」と心境を吐露。「最後、本当に心が折れたというか、今まではエネルギーに変えられたものが、受け止めて跳ね返す力がもうなかったですね」と述べていた。

■「誹謗中傷は恐ろしい」「相手が傷付かないか考えよう」

G.G.佐藤さんは2008年、日本代表として北京五輪に出場。慣れないレフトの守備でエラーを重ねた。大会で日本はメダルを逃し、その後の誹謗中傷に苦しんだ。

20日の投稿で「北京五輪の時、本当に凄まじいバッシングを受けた。あれから13年も経つのに、今度は誹謗中傷が松坂大輔引退の原因の一端になってしまった。僕は彼の引退に誓って、誹謗中傷問題に全力で取り組みます。ツイッターをはじめとするソーシャルネットワークが大好きなので」とつづった。

G.G.佐藤さんは19日にも「松坂大輔ほど実績があって、お金を稼いでる人でも誹謗中傷を相手に心を折る。それくらい誹謗中傷っていうのは恐ろしい。誹謗中傷は止めよう。そして、悪意がなくても投稿する前に『これは相手が傷付かないかな?』と一旦考えよう」と投稿し、多くの共感を呼んでいる。

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