大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は11月15日、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見し、投打の「二刀流」で大活躍した2021年シーズンを振り返った。
精神的にも肉体的にもハードなメジャーの生活について「毎日毎日、試合があって、良かった悪かったという結果が必ず出てくる。今日は良かった、今日は悪かったというのが出てくることはすごい幸せなこと。普通の生活では味わえないような経験をさせてもらっていること自体、すごいうれしいことだ」と超一流選手ならではのポジティブな思考法を明かした。
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大谷選手は「チームの勝ちもついてこない、ポストシーズンの戦いも見えてこない中で、精神的にきつい場面は後半の方が多かった。落ち込むことも含めて、いい1年だったなと個人的には思う」とシーズンを振り返った。
また、「野球の神様」と称されるベーブ・ルース(1895~1948)と比較されることに関して「とても光栄。もちろん残した数字だけではない方だと思うので、そこが一番すごい。いつまでも覚えていてもらえる選手はなかなかいることではない。選手として目指すべき方の一つだ」と述べる場面もあった。
大谷選手の21年シーズンの成績は、投手では9勝2敗、防御率3.18、156奪三振。打者では打率2割5分7厘、リーグ3位の46本塁打、100打点、26盗塁。日本時間の11月19日に発表されるア・リーグ「シーズンMVP」の獲得に期待が寄せられている。
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