「ヤシマ作戦」が電力逼迫警報でトレンド入り。特務機関NERVも緊急の節電呼びかける

防災情報を発信する「特務機関NERV」の画像のエヴァみが強い...。緊急で節電への協力を呼びかけています。

東京電力管内の電力需給が極めて逼迫する恐れがあるとして、政府から「電力需給逼迫警報」が初めて発令された。これを受けてTwitter上で投稿された、節電を呼びかけるある画像が、人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のヤシマ作戦のようだと話題になっている。

ヤシマ作戦とは、エヴァンゲリオンシリーズの作中で発令されたもの。敵である「使徒」を倒すため、日本全国から電力を集める作戦だ。今回の電力逼迫警報に伴う節電の呼びかけと重ねる声が広がり、Twitterでは「ヤシマ作戦」がトレンド入りした。

警報発令を受け、様々な災害・防災情報をアプリやSNSで迅速に発信する「特務機関NERV(ネルフ)」が節電を呼びかける画像をTwitterで投稿した。

「特務機関NERVから緊急のお知らせです。 東京電力管内の皆さま、本日午前8時から午後11時まで節電にご協力ください」

シェアした画像は、エヴァンゲリオンシリーズを連想させるデザインとなっており、「緊急 電力逼迫警報 東京電力管内 電力供給力低下中」と書かれている。さらに、対象地域として茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、静岡(富士川より東)の1都8県を挙げ、管内の全ての企業と家庭に対して節電を呼びかけた。

このツイートに対し、「完全にヤシマ作戦」「ヤシマ作戦始まるらしい」といったコメントが寄せられている。

特務機関NERVは、台風の予報や地震・津波・噴火の速報、土砂災害など様々な防災情報の速報をアプリやTwitterで配信している。Twitterアカウントのフォロワー数は150万人を超える。

アプリは、情報セキュリティ・インフラストラクチャ・防災の3分野で研究・開発を進める「ゲヒルン」(石森大貴・代表取締役)が運営している。

公式サイトによると、「特務機関NERV」の名称とロゴマークは『エヴァンゲリオンシリーズ』の版権元の許諾に基づいて使用しているという。

【UPDATE】2022年3月22日12:50

経産省は電力逼迫警報の第2報を発表した。この中で、東京電力管内で「夕方には想定される電力需要に対して供給力が不足する見込み」と説明。また、東北電力管内でも「電力需給が極めて厳しい状況」とした。

特務機関NERVも「第2報」をTwitterに投稿。東京電力管内に加え、東北電力管内の企業・家庭に対しても節電の協力を呼びかけた

注目記事