欧州サッカー連盟(UEFA)は3月23日、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアが、2028年と2032年の欧州選手権(EURO)の招致に立候補したと発表した。
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軍事侵攻を受けて、UEFAと国際サッカー連盟(FIFA)は2月、ロシアの代表チームと全クラブチームに対して主催大会への出場の無期限停止を発表していた。
3月23日のUEFAの発表によると、ロシアは、EUROの2028年・2032年大会のいずれかの大会の招致に立候補すると宣言したという。3月23日が招致表明の期限だった。
招致を表明した国は他に、イングランドと北アイルランド、スコットランド、ウェールズが共同開催で、2028年大会の招致を表明。イタリアは2032年大会を招致する意向を示している。
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トルコも、ロシアと同様にいずれかの大会の招致に立候補すると宣言した。EURO28年・32年両大会の開催国は、2023年9月に決定する。
FIFAとUEFAは2月、主催大会へのロシア勢の出場停止を発表した際、「両会長は、サッカーが再び人々の団結と平和のためのベクトルとなるよう、ウクライナの状況が大幅かつ迅速に改善されることを望んでいる」などと連名でコメントしていた。
この決定により、ロシア男子代表は3月に予定されているワールドカップ(W杯)カタール大会欧州予選プレーオフに出場できなくなり、本大会出場への道は閉ざされる見通しだ。
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ロシアによるウクライナ侵攻が続いており、状況の改善が見られない中、UEFAはロシアのEURO招致への立候補を受け入れた形となる。
この判断に対して、Twitter上では「本気?」「ダブルスタンダードでは」などと疑問の声が相次いだ。