アメリカ・フロリダ州のモーテルで、8歳の少年が誤って銃を発砲する事案が発生した。これにより1歳の女児が死亡し、別の2歳の女の子が負傷した。
CNNなどによると、事故が起きたのは現地時間の6月26日。少年の父親はクローゼットに銃を置き忘れたまま部屋を出た。8歳の少年がこの銃を見つけ、ケースから取り出し遊んでいたところ誤って発砲。1歳の女の子が死亡した。さらに、別の2歳の女の子も怪我を負った。現地の保安官の説明によると、負傷した女児は快方に向かっているという。
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AP通信によると、撃たれた子どもたちは父親の交際相手の子だという。この事件のあと少年の父親は部屋に戻ったが、銃と麻薬らしきものを手に再び部屋を出て行った。
この父親は、未成年者の手の届くところに銃を放置し死傷させた過失や証拠改ざん、銃の安全管理の不備など複数の疑いが持たれている。
父親は逮捕後、4万1000ドル(約560万円)の保釈金を支払い、釈放された。
アメリカなどでは、子どもが親の銃を誤射し、死傷者が出る事故が後を絶たない。2021年8月には、オンライン会議に出席中だったアメリカの当時21歳の女性が、自身の幼い子どもに撃たれて亡くなった。
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東京新聞によると、アメリカ国内の18歳未満の子どもによる銃の誤射で死亡した人の数は2020年だけで142人に上るという。