宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士候補2人が決定し、2月28日に記者会見が開かれた。
4127人という応募者の中から選ばれたのは、世界銀行・上級防災専門官の諏訪理(すわ・まこと)さん(46)と、日本赤十字社医療センターの外科医、米田あゆさん(28)だ。
記者会見ではそれぞれが合格への喜びや今後への意気込みを語り、記者からの質問に答えた。
その中で話題となっているのが、プライベートに関する質問を聞かれた米田さんの返答。
家族構成やパートナー・子どもの有無などについての質問に対し、米田さんは「家族に関すること、パートナーの有無に関することは、すいません。大変申し訳ないですけれども、プライベートのことで回答するのは差し控えさせて頂きたいと考えております」と毅然とした態度で答えた。
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また、同じ記者による「若い女性という観点から、宇宙開発の事業にどんな貢献ができるか」という質問には、「私自身は特に若い女性であるという特性に対して、それを押し出して、と言いますか、それを意識してっていうのではなく、一宇宙飛行士候補生として頑張っていければな、と考えています」と返答した。
記者会見を配信していたYouTubeのチャット欄では、多くの人がこの切り返しを賞賛し、「それでいい。わざわざ答えなくていい」「返しがすごい」「米田さん、最高!」などの声が寄せられた。
一方、このプライベートな質問に対しては、「不適切な質問すぎる」「プライベートは聞かない方が良い」「パートナーの有無とキャリアって関係あるの?」など、質問の意図を疑問視する声が集まった。
米田さんと諏訪さんは今後、4月にJAXAに入社し、オリエンテーションの後、宇宙飛行士認定に向けて、訓練を始める。
■JAXAが公開した会見動画。候補2人へのプライベートに関する質疑応答は32分ごろから
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