ある飛行機が突然予定外の360度旋回。一体なぜ?パイロットがそこまでして乗客に見せたかった“景色”がそこにはあった

あえて一瞬航路を外れた理由がエモい...。乗り合わせた乗客の1人は「マジックを楽しませてくれた」。
フィンエアー488便の飛行経路
フィンエアー488便の飛行経路
Flightradar24

北欧の上空を飛行した旅客機2機が、当初の予定にはなかった360度旋回をしたことが話題になっている。

“予定外”の旋回をしたのはクーサモ発ヘルシンキ行きのフィンエアー488便とレイキャビク発マンチェスター行きのイージージェット1806便。

通常、こういった旋回をするのは悪天候を避けるために行われるという。しかし今回、360度の旋回を行ったのは悪天候のせいではなかった。

その理由は何だったのか。フィンエアー488便に乗っていた乗客が Twitterに投稿し明かしている。

「乗客がマジックを楽しめるようにしてくれた」

予定になかった旋回をした理由はなんと、夜空に輝くオーロラを乗客に見せるためだった。

同便の乗客だったという女性は、緑のオーロラと共に「全ての乗客にこのマジックを楽しませてくれたフィンエアー488便の機長に感謝します」とツイート。

Flightradar24によると、パイロットは乗客に素晴らしいオーロラを見せるために360度旋回したという。

また、翌27日には、イージージェット1806便も乗客にオーロラを楽しんでもらうために360度旋回をした。さらに乗務員が乗客が見えるようにライトを消したといい、同便の乗客だったという男性は思わぬ形で2度もオーロラを見ることができたという。

『CNN』によると、イージージェット1806便のパイロットは「乗客が自然の最高の光景の1つであるオーロラを上空から見ることができるように、制御された操縦をすることができた」とコメントしている。

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