知ってる?ゴールデンウィークのNG行動5つ。ついやりがちなものばかり

日頃の疲れを解消するはずの行動が、かえって心身の負担になることも
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ウェザーニュース

待ちに待ったゴールデンウィーク(GW)がもうすぐやってきます。しかし、過ごし方によっては五月病のリスクになってしまうといいます。

連休中の注意点について、横浜鶴見リハビリテーション病院(横浜市鶴見区)の吉田勝明院長に教えていただきます。

過ごし方で五月病リスク!?

慌ただしかった4月も終わり、一休みできるGWがやってきます。今年は、休みの取り方によっては最大9連休。新型コロナウイルス感染症も落ち着いたことから、普段の休みではできない自由な時間が過ごせそうですね。

ただ、吉田先生は「連休の過ごし方は注意も必要」と釘を刺します。

「連休に新しい生活や環境への疲れが一気に出てしまい、五月病になってしまう人もいます。ストレス解消のつもりが、かえって心身の負担となることもあるので、よい時間の過ごし方をしてほしいのです」(吉田先生)

連休中の5つのNG行動とは?

五月病を招く5つのリスク
五月病を招く5つのリスク
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(1)寝過ぎ

日頃の疲れを回復しようと、ずっと寝て過ごすのはよくありません。

「とにかく休もうと寝だめをする人がいますが、寝すぎは睡眠の質を下げてしまいます。また、人の体には、日中は活動し、夜は休息する体内リズムがあります。寝すぎは、このリズムも崩してしまいます」(吉田先生)

(2)極端な夜更かし

思い切り遊んだり、普段会えない家族や友人との時間を作るのもいいでしょう。しかし、楽しみを優先するあまり、極端に夜更かししてしまうと生活リズムを崩すことになります。

「連休中もできるだけ就寝時間と起床時間は変えず、規則正しい生活を守りましょう。睡眠リズムが崩れると、疲労が体に溜まりやすくなります」(吉田先生)

(3)家にこもる

ひたすら家にこもってゲームやDVDを見て過ごすという人はいないでしょうか。

「多少の活動と緊張感は、心身の健康に役立つものです。誰とも会わずにずっと家で過ごす生活は、日頃、仕事で人と会う機会が多い人にとって、休み明けのギャップが強くなってしまいます。

また、外に出て太陽光を浴びると『幸せホルモン』と呼ばれる脳内物質のセロトニンの合成が盛んになるので、太陽の光(特に朝日)を浴びることは五月病対策にも効果的です」(吉田先生)

(4)甘いものを食べ過ぎる

ストレス解消が甘いものという人は多いでしょう。連休中は家族や友人とのおやつタイムが増えたり、期間限定のスイーツやパン巡りなども楽しみです。

「甘いものがダメというわけではありませんが、食べ過ぎはよくありません。うつの兆候として過度に甘いものや炭水化物をとることもあります。野菜や肉・魚など食事のバランスに気をつけて、軽い運動などでストレス解消できるよう注意しましょう」(吉田先生)

(5)暴飲暴食

甘いもの以外でも食べ過ぎ、飲み過ぎは胃腸に負担をかけてしまいます。極端に辛いものを食べるのが好きという人もいますが、同様です。

「バーベキューに焼肉など脂っこい食事が続くのも胃腸に負担となります。極端に辛いものも胃壁などへの刺激が強すぎることがあります。自分では元気なつもりでも、内臓疲労が溜まり、体への負担となっているケースは珍しくありません」(吉田先生)

せっかくのリフレッシュの機会です。連休明けに心身の不調が起きないよう、注意しながらGWを満喫しましょう。
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