オーストラリアの茂みで遭難した女性 ワインとお菓子で5日間生き延びる

女性は普段、お酒は飲まないという。
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Andrew Merry via Getty Images

オーストラリアの茂みで遭難した女性が、なんとワインとお菓子で5日間生き延びたーー。しかも女性は普段、お酒は飲まないという。

リリアン・イプさん(48歳)は4月30日、母親に会うためにビクトリア州を訪れていた。

地元メディアの9 News Australiaによると、イプさんは茂みの中を走行中に道を間違え行き止まりにぶつかり、車は泥沼にはまり立ち往生してしてしまったという。

さらに、この事故現場は最寄りの町から約60キロも離れており、彼女の携帯電話には電波が全く届かなかった。

警察は地元メディアに、「健康上の問題により、彼女は歩いて助けを求めることができず、車のそばにいた」と語った。

結局イプさんはその茂みの中で、母親へのギフトとして買ったワイン1本と少しのお菓子で5日間過ごすことになった。

「そこで死ぬことになると思いました」とイプさんは地元メディアに語った。

4日目には体調が悪化し、家族に「愛してる」「泣かないで」と手紙を書いたという。

その翌日、彼女は捜索ヘリコプターの音を聞き、救助された。

警察はBBCに、イプさんのとった行動は正しかった、と語った。

「彼女は常識に従い、車から離れず茂みの中を歩き回りませんでした。そのおかげで警察が彼女を見つけることができたのです」

また、彼女は救助された際の優先事項もあったようだ。

「最初に頭に浮かんだのは、水とタバコでした」とイプさんは笑いながら地元メディアに語った。

そして、普段お酒を飲まないイプさんにとって、ワインの味はどうだったのだろうかーー?

テレビでの回答部分はピー音(自主規制)が入っていたので、おそらく好きではなかったのだろう。

イプさんは経過観察のため地元の病院に運ばれ、脱水症状の治療を受けている。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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