アメリカなど世界各国での公開から17日間で興行収入が10億ドル(1430億円)を突破するなど、映画「バービー」が大ヒットを飛ばしている。
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日本では8月11日の公開を前に、アメリカの映画公式SNSアカウントが、ファンがつくった映画に出てくるキャラクターと原爆やキノコ雲を合わせたコラージュ画像にハートで返信したことから、「バービー問題」として物議を醸している。
一方、バービー熱の高い海外では、葬儀ビジネスにまで波及している。中米エルサルバドルの葬儀社が、ピンク色の「バービー棺桶」の販売に本格的に乗り出した。
バービー人気に乗っかるのは、グアテマラとの国境近くのアワチャパンにある「アルファ・オメガ葬儀社」。
ガーディアンによると、この葬儀社がピンク色の棺を提供し始めたのは1年ほど前。映画がヒットしたことで、バービー仕様にして売り出した。棺のふたの裏をバービー人形の写真を飾り、白い星の装飾も施されている。
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葬儀社のアイザック・ヴィジェガスさんは「すでに10個販売した」とAP通信の取材に語っている。エルサルバドルでは生前に葬儀の準備をするのが珍しくないという。
黒や茶色、グレーといった伝統的な色の棺を提供してきたヴィジェガスさんだったが、1年前に「楽しい色の棺桶で親戚を送り出してあげたい」という家族からピンク色の棺の依頼が入ったのだという。
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「バービーブームに乗らない手はない。よく売れています」と話している。