「国から出てけ」観光客に言い放った女性、勤務先から解雇される「差別行為を一切許容しない」

アメリカ・ニュージャージー州で、女性が観光客に差別発言をする動画がSNSで拡散し、問題の発覚後に女性が勤務先から解雇された。
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アメリカ・ニュージャージー州で、アメリカ人とみられる女性が観光客に差別発言をする動画がSNSで拡散し、問題の発覚後に女性が勤務先を解雇された。

NBC NEWSによると、この動画は10月1日、ニューヨークに向かう電車内での出来事を撮影したもの。

ドイツ語で話していたというドイツ人観光客グループに対して、女性が腹を立てた様子で、会話の内容を問い詰めたという。Fワードを使って、移民の人を侮辱扱いしたり「私たちの国から出ていけ」と差別発言したりしたと、NBC NEWSは動画の内容について伝えている。

この動画がSNSで拡散すると批判が殺到。女性の身元や勤務先まで特定される事態となった。女性の勤務先であるニューヨークの製薬会社が、女性の言動を確認して直ちに解雇したと、News 12が伝えている。


製薬会社の広報担当者は声明で「当社は、偏見や差別的な行為を一切許容しない方針です。状況を調査後、直ちに行動を起こし、問題の従業員を解雇しました」と回答した。

News 12によると、女性が乗車していた交通機関「NJ Transit」もこの出来事を批判し、このような事態に目撃した場合、乗務員や警察に連絡するよう乗客に呼びかけたという。

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