時速145キロで暴走運転、ポルシェ転落事故で1人死亡。生き延びた運転手は自国に逃亡(アメリカ)

設置されていた交通カメラには、ポルシェが一般道を暴走する映像が残されており、事故の瞬間を捉えているものもありました。
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july7th via Getty Images

※この記事には事故の瞬間の映像が掲載されています

アメリカ・ワシントン州で、暴走運転のポルシェが道路脇に転落する事故がおき、助手席の同乗者が死亡した。運転手は危険運転致死傷罪で起訴されたが、中国に帰国逃亡したと、アメリカのメディアが報じている。

この事故は、2023年9月30日にワシントン州のベルビューで起きた。

シアトルタイムズによると、車は高速道路520号線に向かっていたところ、コントロールを失って、道路脇の壁に衝突。検察側の主張として、時速90マイル(約145キロ)以上で走行したと伝えている。起訴状には「無謀な運転をして暴走した」などと記されていたという。

地元メディアのKING 5が公開した現場の交通カメラには、事故の瞬間が映っている。

車は暗がりの道路をものすごいスピードで走行し、コントロールを失っている。そのまま交差点で反対車線を横切りながら道路脇の壁に突っ込み、衝撃で空中で数回転した後、転落する様子が確認できる。

K5によると、助手席の同乗者が死亡し、運転手はけがをして入院。運転手からアルコールの匂いがしていたという。

シアトルタイムズによると、入院中の運転手は黙秘権を行使し、捜査官は翌週まで医療従事者らと面会することができなかったという。

警察や検察が逮捕の準備を進めていたが、退院した運転手は知人の助けを借り、カナダ経由で中国に帰国逃亡。警察側は「国際手配も申請する予定」と話しているという。

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