非英語圏の世界113の国と地域の英語力を比べたランキングの2023年版で、日本は87位となったことを、世界最大規模の私立教育機関「イー・エフ・エデュケーション・ファースト」(スイス)が11月、発表した。
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英語力を5段階に分類した指標では、日本は下から2番目に当たる「英語力が低い」グループに該当。マラウイ(86位)やアフガニスタン(88位)などと同水準とみなされた。
同社は「日本の成人の英語能力は、過去10年間にわたり低下し続けている」と指摘。新型コロナウイルスの感染拡大により海外に留学する人が減ったことが、英語力の低下に拍車をかける一因になったと分析した。
同社は約220万人が受けた英語の試験のビッグデータをもとに、各国の英語力の指数を算出し、ランキングをつくった。1位オランダ、2位シンガポール、3位オーストリア、4位デンマーク、5位ノルウェーといった結果になった。
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アジアでは、2位シンガポール、20位フィリピン、25位マレーシア、29位香港、49位韓国の順に高かった。