1月22日に都内で行われた「第56回ミス日本コンテスト 2024」で、ウクライナから日本に国籍変更したモデル・椎野カロリーナさんがグランプリに輝いた。
椎野さんはウクライナ人の両親の元に生まれ、5歳の頃に日本に移り住んだ。昨年9月、自身のSNSを通じて帰化したことを報告した。
ミス日本コンテスト出場を報告した投稿では、「日本人として育ちましたが、見た目が日本人には見えないという、見た目と心のギャップに悩まされてきました」と明かし、「様々な見た目と心のギャップに悩まされている方々を応援したい」と、エントリーした理由を語っていた。
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椎野さんは以前から自身の公式YouTubeで幼少期に感じていた悩みや自身のアイデンティティーについて発信を重ねてきた。
昨年末に投稿された動画では、「いろんなメディアに出ると『日本人じゃない』と言われることもある。そういう言葉に傷ついたり悲しんだりすることもありますが、それでも諦めずに日本人であることを主張し続けたい」と語っていた。
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グランプリ受賞時のインタビューでは、目に涙を溜めながら「人種の壁というものもあり、日本人として生きていてもなかなか受け入れてもらえないことも多くあったなかで、日本人として認められたという気持ちでいっぱいです」と話し、「これからも多様性や、人を見た目で判断しない社会づくりに貢献していきたい」と決意を語った。