「焼いた時に張り付く」と言われて。味の素冷凍餃子のリニューアルに注目集まる。フライパン1000個集め検証「企業努力の賜物」

リニューアルにかける本気度がすごかった...
餃子のイメージ画像(商品とは異なります)
餃子のイメージ画像(商品とは異なります)
Getty Images

味の素冷凍食品が販売している冷凍餃子が、2月11日にリニューアルされる。

冷凍餃子のロングセラーとして根強い人気を誇る商品で、油を引かずに水なしでフライパンでそのまま焼けることが特徴の一つとして知られ、支持されている。

今回のリニューアルに注目が集まった理由は、商品の改良に向けた課題の解決方法だった。

「焼いた時に張り付く」という課題...

「冷凍餃子がフライパンに張り付いてしまう」。同社は消費者から寄せられたこの質問に向き合い、商品の改良を試みた。

フライパンで焼いた時の問題を検証するため、2023年に消費者に使わなくなったフライパンの提供を呼びかけた。

集まったフライパンは1000個にのぼったという。これに対し、SNSでは「よく集まりましたね」「期待されている証拠」「企業努力の賜物ですね」などとコメントが寄せられていた。

ちなみに、同社は2023年6月、フライパンには寿命があり消費者が買い替えを検討する必要があることを前提にした上で、「コーティングが剥がれたフライパンで調理をする場合は『大さじ1程度の油を引く。または弱火で10分蒸し焼きにする』と張り付きが改善できることを確認しました」と紹介していた。

味の素冷凍食品の公式Xは2024年1月、「フライパンと向き合い半年間 改善効果をすぐにお届けしたいと思い ギョーザを2月にリニューアルします! ギョーザが12個張りつくフライパンでリニューアル品を調理すると、26%のフライパンで12個全て剥がれることを確認しました」と検証結果を報告していた。

今回のリニューアル品の発売は、この検証による改良が反映されたものだ。

リニューアル品は2月11日に発売され、3月に向けて順次店頭に並ぶという。

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