O.J.シンプソンの訃報で「トランプ氏」と記載。LAタイムズの誤報に「失言ですか?」

ロサンゼルスタイムズの「誤字」にソーシャルメディアでは様々な反応が投稿されています
裁判所を受けるO.J.シンプソン氏(1994年7月22日)
裁判所を受けるO.J.シンプソン氏(1994年7月22日)
via Associated Press

ロサンゼルスタイムズは4月11日、元アメフト選手O.J.シンプソン氏の死去を伝える訃報で、誤って本人とは異なる名前を記載した。

ロサンゼルスタイムズが間違って書いた名前は、前アメリカ大統領のドナルド・ トランプ氏で、ソーシャルメディアには皮肉も投稿された。

シンプソン氏の家族は11日、同氏が4月10日に76歳で死去したと発表した。

アメフトのスーパースターとして名を残し、俳優としても活躍したシンプソン氏は、1994年に妻とその友人を殺害した罪で起訴されたが、裁判で無罪が言い渡された。

しかし1997年の民事訴訟は同氏に死亡の責任があると認め、被害者の遺族に3350万ドルの損害賠償を支払うよう命じた。

さらにシンプソン氏2008年、ラスベガスのホテルで起きた武装強盗で有罪判決を受け、2017年に仮釈放された

ロサンゼルスタイムズは、この仮釈放を伝える際に、シンプソン氏の名前ではなくトランプ氏と書いた。記事には次のように記されていた。

「2017年秋の朝、トランプ氏は街が目覚めるよりずっと前に、リノ郊外のラブロック刑務所を出て、9年ぶりに自由の身となった。彼は遠くへは行かず、ラスベガスの5000平方フィートの家に入居した。家の前にはベントレーがとめてあった」

ロサンゼルスタイムズはその後、誤字があったとして記事を修正した。

トランプ氏は現在、4つの刑事裁判で起訴されている。ロサンゼルスタイムズは「誤字」としたものの、ソーシャルメディアには「うっかりした失言ですか」など、皮肉を交えたコメントが投稿された。

トランプ氏に批判的な保守派のジョージ・コンウェイ弁護士は、「理解できる間違いだ。明らかに罪を犯している反社会的な人間たちを区別するのは難しいですからね」とXに書き込んでいる。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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