熱帯低気圧、24時間以内に台風に発達へ 週明けに沖縄接近か

次に台風ができると「台風9号」になります。
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8月28日(金)3時現在、フィリピンの東で熱帯低気圧が発達中です。気象庁はこの熱帯低気圧について、24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。

週明けに沖縄付近を通過し東シナ海へ進む可能性が高くなっています。さらに、東シナ海で進路を北東に変えて、九州などに近づく可能性もあるため、今後の情報に注意してください。

次に台風ができると「台風9号」になります。

▼実況 8月28日(金)3時
種類 熱帯低気圧
存在地域 フィリピンの東
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 ほとんど停滞
中心気圧 1000 hPa
最大風速 15 m/s
最大瞬間風速 23 m/s

予報 24時間後 8月29日(土)3時
種類 台風
存在地域 フィリピンの東
強さ階級 //
移動 ほとんど停滞
中心気圧 996 hPa
最大風速 18 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 25 m/s

発達して週明けに沖縄接近か その後進路を北東へ

(参考)世界各国の気象機関による予想
(参考)世界各国の気象機関による予想
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太平洋では海面水温が30℃以上となっていて、熱帯低気圧が発達しやすい環境になっています。台風になったあともさらに発達を続け、勢力を強めるものとみられます。

明日以降の熱帯低気圧の進路は、太平洋高気圧の勢力やジェット気流の流れ次第となり、まだ断定は出来ません。

世界各国の気象機関のシミュレーションを比較すると、この熱帯低気圧は週明けに沖縄付近を通過し、東シナ海へ進む予測をするものが多くなっています。

さらにその後は予測の信頼度は下がるものの、進路を北東向きに変えることを示唆する計算結果が多く、九州や本州方面に近づく可能性も否定はできません。今後の情報に十分注意してください。

次に台風ができると「台風9号」今月7つ目

台風発生数の平年値
台風発生数の平年値
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次に台風が発生すると、今月7つ目の台風発生となり、「台風9号」と呼ばれることになります。

8月の台風発生数の平年値は5.9個ですので、今回台風が発生すれば平年よりやや多いペースと言えます。

秋になるにつれ本州方面に近づく台風も増える可能性があります。台風による大雨や暴風への備えを今一度ご確認ください。

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