HELP!  ミャンマー大洪水

今、ミャンマーが大変なことになっている。ミャンマーの国土は日本の約1.8倍。おそらく日本でいうといくつかの県が水没した状態になっている。

今、ミャンマーが大変なことになっている。

ミャンマーの国土は日本の約1.8倍。おそらく日本でいうといくつかの県が水没した状態になっている。あまり報道もなされていないために伝わっていないが、大変な状態である。

2008年のサイクロンによる大津波で、14万人くらいが亡くなったといわれているが、その時のミャンマー政府発表でもかなり少なく死者は発表されていた。今回の大洪水でも、把握できていないと思われるが、かなり少ない死者の発表になっていると思う。

私たちが医療活動をしている管区でも甚大な被害があり、すでに医療チームを派遣している。医療のみならず、水や食料や衣類などが必要なのだろう。

第一陣が救援活動から引き上げてきたが、この雨季の状態では雨が続くので一旦、水が引いても再び町の水没が始まる可能性がある。このため、水害の状況によって活動場所を適時変化させていかなければならない。雨がひどく降る場所が移動するし、そのため水害がひどい地域が変化するからだ。

私たちの第二陣は場所を北から西の地域に変える。

車で6時間、ぬかるんだ道を走る。そこから小舟で人や物資を積み替えて、水没被災地域にアクセスすることになる。

ミャンマーの人たちは普段から水害には慣れていて、川が氾濫するのは毎年ことであり、氾濫すると徐々に自分たちの居住地域が水没してくる。そうすると人や家畜は川べりに上がってきて、即席小屋を建てて生活し、水が引くとまたもとのところへ帰っていく。そんな彼らが今年は、あっという間の水位の上昇で一気にやられてしまった。

家畜も人も流されてしまったのだ。川の上流から一気に流れ込み氾濫した水が、平気で5メートルや6メートルの高さに達し、村や町ごと短時間に飲み込んでしまった。

これから数日が勝負だと思っている。日本人とミャンマー人の混成医療チームが今朝もこの病院を物資を満載して出発した。

多くの人々にも、その現実を知ってもらいたい。

●ジャパンハートが行う国際緊急救援活動に

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