第二子が生まれたり、なんやかやバタバタありまして、2ヶ月ぶりの更新になってしまいました。
いろいろ書かなければいけないことがあるのですが、本日衆議院が解散になり、すべては総選挙に向かって流れています。
とりあえずは「解散名づけブーム」に乗ってみましょうか。
本来であれば、9/23に実施した「まちかいぎ」のことについて書かなければなりませんし、9/24の一般質問の解説もしたいところなのですが、私もこの総選挙において、地元で全力で働かなくてはなりません。
何のためにやるのかよくわからん解散のために、正直申し上げて大迷惑を被っております。
こう思ってるのは私だけではないでしょう。
当の自民党から異論が出ています。
ここまではっきり言わなくても、「なんで統一地方選前の最後の年末に解散するんだ。大事な忘年会をことごとくキャンセルしなきゃいけないじゃないか」と思っている自民党議員は多いんじゃないかな...? と、勝手に思っておりますが、いかがでしょうか^^
地方を大事にすると言っている割には、自民党地方議員いじめのような解散です。
自公与党は現在衆議院で計326議席を持っているわけですが、野党協力が進んでいる中、この議席すべてを維持できる可能性は非常に低いと思われます。
ただでさえ支持基盤の弱い1年生議員の、実績を作ったり地元での定着をはかったりする時間をバッサリ切り捨てての解散です。
自党にそれほどの犠牲を強いなければならない、いったいどんな理由がこの解散にあるのでしょうか。
安倍首相が「勝敗ラインは過半数」と宣言したことも波紋を呼んでいます。
定数減になるので単純比較はできませんが、90議席近くを失っても「勝利」と言い張り、首相を続けるおつもりのようです。
盟友に大きな犠牲を強いておきながら、自分に対してはえらく甘い姿勢ですねぇ。
さらに、総選挙後は恐らく閣僚を大きく入れ替えるのではないかと思われます。
先の内閣改造は失敗だったと思っているでしょうから、総選挙でリセットして内閣を組み直すのではないでしょうか。
今内閣の閣僚には、ろくに仕事をやれないまま交代しなければならない人が少なからず出るでしょう。
安倍首相は、自民党のこと、盟友のことをすら考えていません。
自分自身ができるだけ長く首相を続けることしか、考えてないんじゃないんですか?
よって、私としてはこの解散を「アベノミ都合解散」と呼びたいと思いますが、どんなもんでしょうか^^
■本当の争点は「安倍政権の総決算」
安倍首相は、アベノミクスの成否を争点とするつもりのようですが、そんな「アベノミ都合」で争点を設定されてはたまりません。
アベノミクスにしても、GDPやら日経平均やらだけ取り上げて成果が出ていると主張したいようですが、GDPは「異次元緩和と大量の公共事業で相当に底上げをしているにもかかわらず」7~9月期のGDPが前年比マイナス1.6%という非常に厳しい数字になりました。
日経平均に至っては、国民の公的年金を突っ込んでまでの株価誘導であり、まさにドーピングです。
GDPや日経平均だけで、庶民の生活がよくなったかどうかなんて語れません。
実質賃金指数は15ヶ月連続で低下しており、円安などによる物価上昇に賃金が追いついていないことが伺えます。
ガソリン・軽油価格は2012年11月とくらべて15円近くも上昇しています。
円安の影響による倒産も大幅増加しており、1〜10月で円安関連倒産は238件となっています。
セーフティネットもガタガタです。
非正規雇用者は2012年から比べて160万人も増加しました。労働者派遣法改正は解散で流れましたが、選挙後に恐らく法案を再提出してくるでしょう。これが通ればさらに非正規雇用が増えることが懸念されます。
民主党政権では消費税増収分の2割を社会保障の充実に当てるとしましたが、安倍政権はこれを半分の1割に縮小しました。
介護では、区分「要支援」を介護保険から外し、地方自治体の事業としました。財政が厳しい自治体では介護予防サービスなどが後退する恐れがあります。
そして今、財務省は公立小学校の35人学級を40人学級に戻すことを画策しています。
さらに、特定秘密保護法の強行採決、閣議決定による集団的自衛権容認、原発再稼働推進...。
...安倍政権になってよかったことって、なんですか??
いやほんと、素直に考えて。
今、安倍首相が解散をしたのであれば、ここで安倍政権の総決算をしようじゃありませんか。
私も地元板橋で、民主党公認候補を全力で支援します。
街で見かけたら、どうか率直なお声を聞かせてください!
中妻じょうた 板橋区議会議員
https://www.facebook.com/jouta.nakatsuma
(2014年11月22日「中妻じょうたブログ」より転載)