CODA

「将来、もしも結婚するとしたら、聴こえる人としなさいね」幼い頃、母から言われた言葉だ。あのとき母がなにを思っていたのか、ようやく理解できるようになったのは大人になってからだ。
「手話通訳士」として活躍する岡田直樹さんに、CODA当事者としての歩みや、手話通訳士としての葛藤、やりがいについて話を聞いた。
イギル・ボラさんと筆者は、ともにCODAをテーマにした本を出版している。「CODAとして体験してきたつらい過去を伝えていくこと」の意味と葛藤について、ボラさんに尋ねてみたかった。
やさしい言葉をかけてもらったのにもかかわらず、どうしてこんなにモヤモヤしてしまうのか。その違和感の正体に気づいてぼくは、エッセイ本『しくじり家族』を書いた。
2020年6月にオープンしたスターバックスコーヒージャパンが運営する「サイニングストア」。手話が共通言語のこの店で働くひとりの聴覚障害スタッフにインタビューした。
耳の聴こえない親を持つ聴こえる子どもの会「J-CODA」会長で東大特任助教、中津真美さんとの対話でわかったこと。
ぼくは、聴覚障害者がテーマになる番組を真っ直ぐに観ることができなくなってしまった。どうしても母のひとことが頭をよぎってしまうのだ。
聴こえない母を支えてくれた、聴こえる伯母。きょうだいが抱く葛藤を知って気づいたこと。
CODAのぼくは、ろう者への偏見や差別を憎んでいる。けれど、そんなぼくにも、ろう者に対して「やさしい差別」をしていると痛感した日があったのだ。
危機や災害時に、耳の聴こえない人たちが直面する「情報格差」とは