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図書館に来館しなくても利用可能なデジタル資料へのニーズがコロナ禍で高まり、著作権法が改正された結果です。
本郷の東京帝国大学。そして慶応大学。東京女学院。国立国会図書館が持つアーカイブから、明治の東京の大学の景色を捉えた写真を集めた。
インターネットの普及など、私たちを取り巻く情報環境は激変している。本やテレビ、ゲーム、ソーシャルメディアといったメディアを、どれくらいの頻度で利用しているかの情報取得行動などを国立国会図書館がした。その結果、毎日1回以上、インターネットを利用する人が、テレビを視聴する人よりを上回るなどの実態が浮き彫りになった。
コンテンツがすべてデジタル化されれば、紙の書籍の貸し出しを行ってきた各地の図書館はどうなるのだろうか。極論で考えると、国立国会図書館がデジタルデータを直接配信してしまえば、それだけで事足りる世界がやってくるかもしれない。ある種の情報一極集中ともいえる。電子化の流れが避けられない中、図書館という「箱」とスタッフ、そして既存の紙の書籍を生かして、どのような活路が見いだせるのだろうか。情報の発掘や収集という意味では、新たな地域ジャーナリズムの担い手になる可能性もありそうだ。
朝日新聞が吉田調書を探り出し、インターネットに順次掲載している。しかし、国会事故調にかかわった人たちは、それどころではない資料が国会事故調の収集した資料にはあったという。電事連の会議録や安全規制のルール作りに関する班目氏の発言やさまざま、もろもろだそうだ。
「吾輩ハ鼠デアル」「デパート女店員になる近道」など、明治時代から昭和初期にかけて出版された当時の風俗を伝えるレア本が、ネット流通大手のAmazonで簡単に買えるようになった。
「私は貝になりたい」(1958年)やテレビ版「男はつらいよ」から最近のNHK大河ドラマまで、5万冊近い脚本・台本が、国立国会図書館や川崎市市民ミュージアムで公開される。
東日本大震災から3年を迎えた。日本が経験した未曾有の大災害の記録を収集保存し、活用する国立国会図書館の東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」。大滝則忠館長と「ひなぎく」の責任者で電子情報流通課の大場利康課長にインタビュー、その挑戦を追った。
東日本大震災から3年を迎えるにあたり、その資料が散逸したり消失しつつあるとして、国立国会図書館では3月11日、「ニコニコ動画」や「はてなブックマーク」などのネットサービスや連携している機関と共同で、情報提供の呼びかけを始めた。
著作権保護期間が終了した作品をネットで無料公開している電子図書館「青空文庫」の発起人のひとりで、8月16日に永眠された富田倫生さんの追悼イベントが9月25日、東京會舘(東京都千代田区)で開かれた。「青空文庫の夢:著作権と文化の未来」というテーマのシンポジウムが開催され、前国立国会図書館長、長尾真さんや劇作家の平田オリザさんらが参加。富田さんの遺志を継ぎ、豊かな文化を育むためにはどうしたらよいか、環太平洋経済連携協定(TPP)や著作権保護期間問題などを軸に議論された。