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ある日、家族や親しい友人が「実はゲイなんだ」とカミングアウト(告白)してきたら、あなたは彼をどう受け止めるだろうか。米国ペンシルバニア州のブライアン・シムズ州議会議員は、大学のフットボールチームでキャプテンを務めていた時、何年も一緒に過ごしてきたチームメイトに、自身がゲイであることをカミングアウトした。チームメイトの反応は予想外のものだった……。
愛する人を守るために、人は何ができるだろう―—。ヨーロッパのマイノリティ、ロマの家族に起こった実話を描いた映画「鉄くず拾いの物語」は、観た人の心に問いかける。ベルリン国際映画祭で審査員グランプリ、主演男優賞、エキュメニカル賞特別賞を受賞した本作の監督、ダニス・タノヴィッチ氏が来日。世界人権デーを前に12月1日、監督来日記念のシンポジウム「映画『鉄くず拾いの物語』を通して考える人権とは」が開催された。その模様をレポートする。
ヒスパニック系など有色人種はマイノリティと書いたが、その状況は刻々と変わりつつある。すでに人口の約半数がヒスパニック系、黒人、アジア系といった有色人種であり、これらをすべて足し合わせるともはやマイノリティとはいえなくなっている。
アメリカ人は自分の性的指向に関して益々オープンになってきており、それが差別の排除につながるかもしれない。ゲイ・プライド週間を祝い、Facebookが調査した結果、米国ユーザーの70%に、自分をゲイ、レズビアンまたはバイセクシャルであると登録している友達がいることがわかった。この事実は、偏狭な態度や同性愛嫌悪の中傷が誰かを傷つけるということを人々に思い起こさせる。