~憶測報道は困ります~
先週は連合の次期役員体制に関わる報道が一部でありました。
発端となった某紙某記者のしつこい取材に対し、私たち連合のマスコミ窓口関係者は言質をとられるような対応を徹底して回避してきたのですが、某記者の頭のなかでは勝手な推測が膨らみ続け、当方との信頼関係を損ねてでも記事にしたかったということなのでしょう。
実際は、役員推薦委員の方々の丁寧かつ慎重な議論が積み重ねられている段階であり、事実をねつ造されることは本当に困ります。
大半の方々は大新聞の報道を信用しているのですから。
~上から目線の懲りない人たち~
ところで自民党の勉強会での「マスコミ懲らしめる」発言が問題になっています。
そもそもがとんでもない話であるという以上に、私は、百田氏が発言したといわれる内容のある部分に目がとまりました。
「政治家は国民に対するアピールが下手だ。難しい法解釈は通じない。気持ちにいかに訴えるかが大事だ。集団的自衛権は一般国民には分からない」
安倍総理のシンパの方々の勉強会だそうですし、百田さんと総理の親密な関係は周知の事実です。
このような「上から目線」や、国民をばかにしたものの言い方は、お友達の方々の共通姿勢と推察せざるを得ません。
非公開の勉強会が、廊下に声が筒抜けで結果的にオープンになってしまったもののようです。
前項の話題とは真反対で、「事実が露見した」という話です。
「憶測」によるものとは根本的に異なるわけですから、心あるメディアの皆さん方には徹底的に「事実」を追及していただきたいと思います。
そもそもマスコミを懲らしめる、などとは一体どこまでこの人たちは上から目線なのだろうと思います。こういう人たちこそ本来懲らしめられるべきでしょう。
もっともいくら何を言われても懲りない人たちのようですが...。
~他球場でも頑張ります~
なおこのたび、東京新聞の金井政治部長よりお話をいただき、同紙夕刊のコラム「紙つぶて」に毎週金曜日連載をさせていただくこととなりました。
東京新聞・中日新聞・北陸中日新聞に掲載されるということですので、首都圏、中京圏、東海、北陸の方々には直接紙面で見ていただけると思いますし、また連合ダイジェスト、ならびにハフィントンポストにも事後に所載させていただきます。
良い機会と思い、他球場でも頑張ります。
引き続きのご愛読をお願い申し上げます。
こちらの記事は6月29日に日本労働組合総連合会HPに連載された
事務局長のコラムをご紹介しております。
詳しくはこちら。