それでも僕が、Facebookのプロフをトリコロールにしたわけ

私は、サービス実装後比較的すぐに、三色旗を使用したプロフに変えました。なんでか?ぼくの考えはこうです。

さて、フランスでの同時テロ(銃撃とか爆破)て、100名を越える方が亡くなり300名ものけが人が出ているというはなし。この事件そのものを正当化できるわけもなく、こんなんあっちゃいかんと思うし、Facebookを覗いて見ればフランスやヨーロッパにいる友人たちの不安が伝わってくる。

フランスのパリで13日夜(日本時間14日早朝)、中心部のコンサートホールや北部のサッカー場などを標的とした同時多発テロが起きた。オランド仏大統領は14日午前に演説し、過激派組織「イスラム国」(IS)によるものだと断定した。AFP通信によると一連のテロで128人が死亡した。

またAFP通信によると、けが人は300人で、うち80人が深刻な状態だという。

ISは14日、「ISフランス」名義で「8人の兄弟が自爆ベルトと銃でフランス首都の標的を正確に攻撃した」とする犯行声明を出した。( 朝日新聞デジタル11月15日

そんな中で、Facebookが突然に提供し始めたこのプロフィールをトリコロール(三色旗)にするサービスには賛否両論だなぁ、と。アキモトは、サービス実装後比較的すぐに、三色旗を使用したプロフに変えました。

なんでか?ぼくの考えはこうです。

フランスやヨーロッパに住む、滞在する友人・知人に

気持ちはそばに在る、ということを伝えたいから。 以上。

もうそれだけ。なんら政治的な意図はない。

・フランスの外交政策への賛意でもない。

・「中東やアフリカなどで起きているテロにはプロフ写真を変えないのか?」と言われても、そこに友人がいないから。

・「とはいえ国旗にするのは、フランスへの賛意ではないか」といわれればその通り。しかし、これがわかりやすい友人への連帯の気持ちの表明だと考えた。

ってわけです。

もちろん、フランスの外交政策を支持したいとか、フランスという国家への賛意を示すという意図はないです。シリアの空爆だって、そりゃフランス・アメリカなどにはそれはそれなりの主張もあるでしょうが、ISやシリアには彼らには彼らの主張がある。

そもそも、フランス国旗にすることは、憎しみの連鎖を加速することではないか。イスラム側がどう思うか?という声も理解できる。そのとおりだと思う、だからこうして理由を書き、1,2日でぼくはもとのプロフに戻そうとも思う。

だいたい、そもそもその主張が正しいかなんてすら、怪しい(イラクの大量化学兵器の時なんて、まさにそうだったもの)とも思います。ISやシリアからすれば、欧米がテロな存在でしょうしね。

「憎しみの連鎖は、憎しみと暴力しか生まない」というのはたしかにそのとおりだと思う。そうはいってもしかし、外交は正義を求めるなんてものでなく、相互の国益の最大化を綱引きするパワーゲーム。考え方としては「非暴力」は大賛成。しかし、性善説と相互の信頼がなりたって、初めて「非暴力」が効果を持つだろう。つまり、「非暴力」を標榜してもなんの抑止力にもならない。

とは言え、もう国と国で制御し合えるわけでなく、人の移動も、情報の流通もモノも武器も個人単位で機能するようになったいま、国や組織間での武力による抑止力は限定的になっていくに違いない。だって、個人がネットでつながり、やりとりし、そして今回のようなことだって行える。

中長期的には、やはり個々の理解や信頼をいかに育んでいくか、ということの積み重ねに収斂していくのかもしれない。とはいえ、まだ今、例えばフランスは空爆は続けるだろうし、いや報復的により強化していくことになるのかもしれない。

やりきれないけれど、しかし単に理想主義では無意味だ。

とはいえ、現実主義では無血液だとも思う。(ロマン・ロラン)

そんなことを思いながら、ぼくはぼくの友人たちへ、想いは傍らにある、ということを伝えるために、プロフ写真はかえたのだ。

そして、みんな政治的な意思や考えも表明したらいい。そして、議論したらいい。結局、熟議を通じて民主主義を成熟させていくよりない。そして、インターネットは、それを可能にすると、僕は信じている。

秋元祥治

NPO法人G-net代表理事・滋賀大学客員准教授・OKa-Bizセンター長

ではでは。

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