Pew Researchの最新調査によると、62%の人々はニュースをソーシャルメディアから得ている。うち18%は非常に頻繁に。
予想通り、最大のソーシャルメディア情報源はFacebookだ。
調査によると、Facebookユーザーの2/3が、同プラットフォームでニュースを読み、Twitterユーザーの59%、Redditユーザーの70%が、それぞれのプラットフォームからニュースを取得している。
ユーザー基盤のサイズを考慮すると ― Facebookは米国成人の67%が利用しているのに対して、Twitterはわずか16% ― 全米の約44%がFacebookでニュースを読んでいてトップだ。
続くTwitterとYouTubeでは、人口の約10%がニュースを入手している。
回答者(Pew Research Centerの米国トレンドパネルのメンバー、4654名)のうち2ヵ所以上のサイトからニュースを取得していたのは、わずか1/4、3ヵ所以上のプラットフォームでニュースを読んでいるのはわずか10%で、重複はわずかだった。
ただし、ソーシャルメディアサイトのトップ5でニュースを読む人々の20~30%は、全国ネットおよびローカルTVのニュースも見ている。TwitterとLinkedInのニュース読者の半数は、他のウェブサイトやアプリでもニュースを探していて、FacebookとYouTubeでもニュースユーザーの約1/3がそうだった。
2012年に行った同様の調査では、米国成人の42%がソーシャルメディアからニュースを得ていたので、この4年間でソーシャルメディアは20ポイント伸びたことになる。Pewは、2013年以来ニュース読者ユーザーが最も増えたソーシャルメディアサイトは、Facebook、InstagramおよびLinkedInであることも伝えている。
調査結果は、興味深いタイミングで発表された。
メディアは、Facebookのトレンドニュース記事は、みんなが想像していたようなアルゴリズム方式ではなかった、というGizmodoの記事にうろたえていた。
複数の元従業員が、ニュース編集者は独断で(トレンドアルゴリズムが検知する前に)トレンドニュース記事を選び、保守的なニュース記事や情報源が抑制されることがしばしばあったと証言した。
これが元になって、米国上院商業委員会による申し立ての調査が行われた。
トレンド記事の偏見について激しく否定した後、Facebookは、 3日前にトレンドシステムのしくみを変更し、ニュース収集者の監視を強化すると共に、Facebookヘルプセンターでシステムの動作原理をはっきりと説明した。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)
(2016年5月27日TechCrunch Japan「アメリカ人の62%がソーシャルメディアでニュースを読んでいる(Pew Research調査)」より転載)
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