18日、土曜日は北海道を中心に大荒れの恐れ。暴風に警戒。19日、日曜日は真冬並みの寒気が流れ込むでしょう。北海道や東北は大雪の恐れ。北陸から山陰の平地で雪の可能性も。九州の標高の高い所でも積雪となる所がありそうです。
◆土曜日は広く天気崩れる
土曜日は二つの低気圧が日本海と本州の南岸をそれぞれ進むでしょう。日本海の低気圧は急速に発達しながら、北海道付近を進むため、北海道や東北を中心に大荒れの天気となる恐れがあります。暴風や高波に警戒して下さい。また、大気の状態が不安定になり、カミナリを伴って、雨脚の強まる所もあるでしょう。北海道の山間部や峠では雪となる見込みです。
関東から九州、沖縄にかけても広く雨となるでしょう。関東や東海、近畿でも北風が吹いて、日中も気温がほとんど上がらない見込みです。最高気温は10度くらいの所が多く、年末年始頃の寒さになりそうです。しっかりと寒さ対策をなさって下さい。
◆日曜日は冬型の気圧配置強まる
日曜日には冬型の気圧配置が強まり、真冬並みの寒気が流れ込んでくるでしょう。
北海道の日本海側は雪で、大雪となる恐れがあります。風も強く、ふぶく所もあるでしょう。交通障害に注意が必要です。東北の日本海側も雪が降り、山間部を中心に大雪となる恐れがあります。市街地でも所々で積雪となるでしょう。北陸から山陰の平地でも雪となる可能性があり、山間部では積雪の所もある見込みです。また、九州の標高の高い所でも雪が積もる所があるでしょう。峠越えの車は雪の装備が必要になりそうです。晴れ間のでる太平洋側の各地も北風が吹きつけるでしょう。
11月とは思えない寒さで、北海道は所々で気温が一日氷点下の真冬日となりそうです。東北も最高気温は5度前後までしか上がらず、震えるような寒さでしょう。関東から九州の最高気温は12度くらいですが、冷たい風が吹いて、体感的にはひと桁の気温に感じられそうです。冬物のコートやダウンコートを選ぶと良いでしょう。
今週末は早くも本格的な冬の到来となりそうです。日本海側は広く雪に、太平洋側も寒さに注意が必要です。
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[日本気象協会本社] 気象予報士 熱中症予防指導員
信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。
現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。
土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。