18日午前11時、気象庁は、関東地方に春一番が吹いたと発表した。1951年の統計開始以来、3番目に遅い記録。昨年の関東地方の春一番は3月1日だった。関東地方では、18日夜にかけても風の強い状態が続くため、交通機関への影響に注意が必要だ。(日本気象協会)
18日は、低気圧が日本海を東へ進み、関東地方では沿岸部を中心に南よりの風が強まっている。また、朝から気温が高く、東京は午前11時までに19度を超えた。気象庁は午前11時に「関東地方で春一番が吹いた」と発表した。1951年の統計開始以来、3番目に遅い春一番となった(条件が合わずに春一番が観測されない年もある)。昨年の関東地方の春一番は3月1日だった。関東地方では、18日夜にかけても風の強い状態が続くため、強風や高波に注意が必要だ。
主要都市の午前10時までの最大瞬間風速
・東京大手町 17.7メートル(南西)
・横浜 21.6メートル(南西)
・千葉 17.0メートル(南西)
冬から春へ移り変わる時期に初めて吹く強い風を、気象庁では「春一番」として発表している。
発表の目安は地域により少しずつ違い、関東地方では以下の項目を基本として総合的に判断している。
①立春から春分の間
②日本海に低気圧があること
③関東地方に強い南風が吹き、昇温する
(東京において、最大風速が8メートル以上、風向は南より)
なお、今年はこれまでに、九州南部・奄美地方(3月13日)、中国地方(3月16日)、北陸地方(3月12日)で春一番を観測した。その他の地方(九州北部、四国、近畿、東海)では、春一番はまだ観測されていない。
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