GWの天気はどうなる? (安西浩子)

GW期間は、高気圧と低気圧が交互に通過し、全国的に天気が数日の周期で変わるでしょう。そのため、曇りや雨の日が長く続くことはなく、九州から関東と、東北の太平洋側では、例年通りに晴れる日が多いでしょう。

4月15日、日本気象協会はゴールデンウィーク期間(4月26日~5月6日)の天気傾向を発表しました。

■ 強い紫外線にご用心!

GW期間は、高気圧と低気圧が交互に通過し、全国的に天気が数日の周期で変わるでしょう。そのため、曇りや雨の日が長く続くことはなく、九州から関東と、東北の太平洋側では、例年通りに晴れる日が多いでしょう。傘の必要な日もありますが、期間を通してお出かけ日和が多くなることが期待できます。

気温も平年並みで、過ごしやすい日が続く見込みです。沖縄や九州から関東にかけては、晴れる日は初夏の陽気も感じられるでしょう。

ただし、この時期はすでに紫外線が真夏に匹敵する強さになっているため、晴れた日の屋外でのレジャーは紫外線に注意してください。特に、山のレジャーなど標高の高い所では対策をしっかりと行いましょう。

■ 北日本(北海道・東北)

・天気は数日の周期で変わり、太平洋側を中心に晴れる日が多いでしょう。

・日本海側の地域は、太平洋側に比べてやや曇りの日が多くなる見込みです。

・気温は平年並みですが寒暖の差が大きく、朝晩は冷え込んでコートが必要な日もあるでしょう。

・東北北部は、GWの前半がちょうど桜の見頃となる見込みですが、夜桜見物は冷え込みにご注意下さい。

・現在の積雪深は、北海道の山間部で平年より多くなっています。スキーも十分に楽しめるでしょう。

■ 東日本・西日本(関東~九州)

・例年通りに晴れる日が多く、お出かけ日和も多いでしょう。

・気温は平年並みで、晴れた日の日中は初夏の陽気を感じられるでしょう。

・紫外線が強いため、晴れた日の屋外でのレジャーは紫外線対策をしっかりと行いましょう。

・東京湾では、連休の谷間(4/30や5/1)が、潮干狩りに最適な潮汐となる見込みです。

■ 南西諸島(奄美・沖縄)

・期間を通して、天気は数日の周期で変わるでしょう。

・気温は平年並みで、晴れた日は半袖でも過ごしやすい暖かさになるでしょう。

・紫外線が強いため、紫外線対策をしっかりと行って下さい。

・海水温は例年に比べてやや低く、水が少し冷たく感じられるかもしれません。

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安西浩子

気象予報士 健康気象アドバイザー ファスティングアドバイザー

東京モーターショーなどの展示会ナレーターから、2002年に気象予報士に転身。NHKラジオ「あさいちばん」を始め、文化放送、NST新潟総合テレビ、NHK水戸放送などで気象キャスターとして経験を積む。

子供の頃は喘息が酷く、台風が沖縄付近に近づくと発作が起きるので、母からは天気予報の人みたいと言われて育ちました。20代は花粉症に悩まされたり、病気の絶えない日々を送っている中、元準ミスユニバースの経歴を持つお友達に食改善を進められ実践。みるみると体が変わり、花粉症を始めとする様々な不調を克服。季節の野菜を食する日本食が、日本の激しい季節変化にも耐えうる元気な体を作ると身をもって体験!

現在は、ファスティングアドバイザーとしても活動中。

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