8日は、月全体が地球の影に入る「皆既月食」を見ることができます。皆既食が始まるのは19時24分頃。ぜひとも晴れてほしいところですが、8日夜のお天気は?
8日夜の天気予報(1日9時発表)
皆既食は19時24分頃からと、見やすい時間帯
8日は、「皆既月食」が起こります。月食とは、月が地球の影に入り、月の全部または一部が暗くなったり、欠けて見えたりする現象のこと。月全体がスッポリ地球の影に入る場合を「皆既月食」、月の一部が影に入る場合を「部分月食」と呼びます。
今月8日は、部分食から始まり、皆既食は19時24分頃から20時24分頃まで1時間程度と、見やすい時間帯です。星の観察と違って望遠鏡など特別な機材は必要なく、肉眼で気軽に観察できます。地球の影に入りますが、波長の長い赤い光が月まで届いて、赤銅色に見えます。大気中のチリの量によってはオレンジっぽく見えたり、黒っぽく見えたり、微妙に変化するようです。最新の予報では、8日は大陸から高気圧が張り出してきて、夜には晴れる所が多くなりそうです。
カギを握るのは台風の動き
ただ、この先は台風18号の動き次第で、予報が大きく変わる可能性も。最新の台風情報では、5日から6日頃には本州でも台風の影響を受けるおそれがあります。temki.jpの予報や日直予報士をこまめにチェックしてくださいね。
今年4月は部分月食
ちなみに今年は4月15日にも月食を見ることができましたが、日本では「部分月食」で、月が欠けた状態で昇ってくる「月出帯食」でした。東京都心でも欠けた月を見ることができたものの、月がまだ低いところにあるうちに20分程度で食が終わってしまい、見逃してしまった方も多かったようです。8日は神秘的な月の姿を見られるといいですね。
4月15日18時20分頃の部分食 池袋にて
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気象予報士 防災士
一児の母となり、公私ともに奮闘中。
(2014年10月1日tenki.jpより転載)