関東地方は5日から雨。東京都心を含め広い範囲で、2日間でこの時期のひと月分を上回る大雨に。今朝も雨で、神奈川県の箱根町で1時間27ミリなど土砂降りとなった所も。この時間、雨の降り方は落ち着いているものの、今夜にかけても雨は続き、ザッと強く降ることもある見込み。
◆関東 引き続き大雨に警戒◆
関東は梅雨入りした5日から雨が続いています。降り始めからの雨の量は、神奈川県の箱根町と、埼玉県のときがわ町で300ミリを超えています。都心は約180ミリ。都心の6月に降る雨量の平年値は167.7ミリですので、この2日間で、ひと月分を上回る雨が一気に降ったことになります。そのほかも、関東南部を中心に大雨となり、地盤の緩んでいる所が多くなっています。
午前8時現在、神奈川県の箱根町は、土砂災害の危険性が非常に高くなっているため「土砂災害警戒情報」が発表されています。また、埼玉県の入間川の水かさが増し、午前8時現在、川越市、坂戸市では、川の氾濫の危険性の高い状態が続いている所もあります。
この時間も関東は広く雨。早朝ほどの強い雨は降っていませんが、この後も雨は続きます。
明日8日午前6時までに降る雨の量は、多い所で、
関東南部で80ミリ
関東北部で120ミリ
と予想されています。
◆関東は明日も広く雨◆
すでに土砂災害警戒情報の発表されている神奈川県の箱根町のみならず、そのほかも関東南部を中心に土砂災害の危険性の高くなっている所が多くなっています。
このあと、さらに雨量が増えることで、土砂災害が発生する危険性もあります。
崖の近くなどにお住まいの方、自治体からの避難勧告等の情報に十分に注意してください。
また、しばらくは川の水位の高い状態が続くことが予想されますので、川にはむやみに近づかないようにしてください。
また、高速道路の通行止めなど、この大雨による交通機関への影響も出ています。お出かけの際は、気象情報にくわえて、交通情報もしっかりとご確認下さい。
なお、広い範囲での雨のピークは過ぎつつありますが、あすも関東各地、雨が降ったりやんだり。雷を伴ってザッと強く降る所もありそうです。
その後、月曜日、火曜日にかけても大気の不安定な状態が続き、突然の雨や雷雨に注意が必要です。
【関連リンク】
気象予報士
よろしくおねがいします。