けさは、全国的にスッキリしない天気に。ただ、天気は回復に向かう所が多いでしょう。一方、北陸や東北の日本海側、北海道は、大気の状態が不安定になりそう。北海道では、暴風や高波にも警戒が必要です。
九州から東北太平洋側 天気は回復傾向
午前7時現在の雨雲の様子を見ると(下の図)、九州から東北の広い範囲に雨雲がかかっています。ただ、日中は次第に雨がやんで、天気は回復に向かう所が多いでしょう。
雨が止むのは、九州や四国は朝、中国地方や近畿、東海は昼前で、日中は次第に晴れ間が戻る見込み。関東甲信や東北の太平洋側は昼過ぎとなりそうです。
北陸・東北日本海側・北海道は不安定な天気
一方、北陸は断続的に雨が降る見込み。昼前まで、カミナリを伴ってザッと降ることもありそうです。お出かけは、大きめの傘を。
また、東北日本海側や北海道は、上空にこの時期にしては強い寒気が流れ込み、大気の状態が不安定に。昼過ぎから広く雨で、局地的に激しく降るでしょう。落雷や、竜巻などの突風、ひょうにも注意が必要です。
北海道 暴風や高波にも警戒
先日、太平洋側を中心に暴風が吹き荒れた北海道ですが、きょうからあすにかけては日本海側で警戒が必要です。
低気圧が発達しながら北海道付近に進んでくるため、風が強まるおそれがあるのです。
今夜遅くからあす明け方にかけて、「何かにつかまっていないと立っていられないような、非常に強い風」が吹きそうです。また、海は大しけとなる見込み。十分に警戒してください。
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気象予報士
「どんなときでも、天気予報だけは必ず見る」NHK岐阜放送局のキャスター時代、取材に伺った職人さんから聞いた言葉です。天気次第で、仕事の進め方や作品の出来が変わってしまうとのこと。以前から「人の役に立つ情報を伝えたい」と考えていた私は、「これだ!」と思い、気象予報士を目指すことになりました。
その後、NHK名古屋放送局キャスターや中部支社での解説・予報業務を経て2015年春より日直予報士の一員に。
読んでくださった皆さんに、少しでも「役に立った」と思ってもらえる記事を目指します!